今日は、小金井の宮地楽器本店で行われた

公開講座に行ってきました。


この宮地楽器、むかしむかーし、ピアノ科の講師を

していた事もある、懐かしい場所。


講座は;導入期のピアノとソルフェージュの本

「みみをすます」をめぐって。


新しく出版された楽譜を

作曲家町田育弥先生ご自身の説明での講座でした。

町田先生は桐朋の子供の為の音楽教室や

中高の音楽の先生をなさっていた方。


PIANOでワクワク-Image587.jpg

挿絵は、雨田光弘さんの猫ちゃん。

絵本の様です。なんか、ほのぼのする表紙です。

3巻とも買いました。全4巻ですが、4巻だけは

今月発売で、今日は間に合わなかったそうです。


この導入書、何よりのウリは

「宿題はいらない教本」

作曲家の町田先生が、長年、教え子に書きためてきた物を

出版して下さったそうで、


生徒が黒鍵2つの所、三つの所を順番に弾いていき

先生がハーモニーをつけると

あらーとっても素敵なフランスものっぽい響きに!

生徒はこの楽譜無くても良い位だそうです。


先生が何度も力説なさっていたのは

「歌えないのに、弾かせてはいけない」

「歌えた事しか弾いてはいけない」

「歌っている事と、ピアノで弾いた事が完全に一致する様に」

「イメージが無いのに、音を出させてはならない」


確かにそうだなとすごく納得しました。

最近、導入の生徒さんが増え、

すぐに弾けたからと言って、3,4歳のお子さんにどんどん

弾く事だけを進める事の問題点も出てきました。


この楽譜の題名「みみをすます」


なんて素敵な言葉。

自分の音をどうしたいのか?

どういう風に弾きたいのか?

たとえ、本当に幼いお子さんだとしても、この点をおざなりに

して指導はしたくないし、

何より、生徒さん自身、何をおいても

自分の音に耳をすますように、指導したいと思いました。


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