今日も、暑い中、楽譜でいっぱいの重ーいカバンを持って
ピアノのレッスンに行ってまいりました。
自分が生徒になると、つくづくピアノの先生というのは
いい仕事だと思います。
だって、涼しい部屋で待っていると、生徒さんが
雨の日も風の日も、今日みたいな熱帯の日も
来て下さるんですから。感謝
Bachの平均律クラヴィーア曲集第2巻のf moll を
弾いたのですが・・・・
このため息のモティーフといわれる最初の部分から
私が弾くと、先生曰く
「なんか、楽しそう~。永井さんが弾くと。きっと
happyなのね。」
・・・・・・・・・
「もっと、線の細ーい、体の弱そうな人になって
ここ弾いてみたら?」
------- いたって健康そのもの
「この部分は、うじうじうじうじ迷ってて、ここに
来たら、やっとその決心がついたみたいに」
―――白黒つけるの好きだし・・・
「そこはそういう音色じゃなくて、もっとこもった音で。」
「音色がワンパターン。その箇所その箇所で使い分けて。」
要するに単純な性格が芸術には邪魔してるんだわ~
やっぱり私、何弾いても明るくなってしまうそうです
最後に先生の一言
「演奏は演じるですから、それが出来なきゃ
だめ。私だって、明るい人間ですけど、
弾く時は色んな人になりますよ。」
だそうです。
私もある時は薄幸の美少女??
ある時は逞しい大男??になりきって
この夏、曲を仕上げるぞっ!!!
と、又地がでてしまいました。
薄幸で思い出しましたが、朝の番組で、
幸の薄い女優として有名な木村多江さんが
恥ずかしがりやで、自分を出せない性格だったので
別の人になれる演劇が、魅力だったと仰ってたのが
印象に残りました。
私だって薄幸だ~いでも、なぜか、そう見えないの
が・・・・