昨日は大勢の方から「おめでとう」を言って頂き

恐縮しております。


殆どの方が昨年までの私同様、この検定のことを

ご存じないので、詳しいことを知りたい方は、コチラ

をご覧下さい。



内容は見ていただけばわかりますが

↓の採点表の上三つは課題曲の評価。

1曲30点×3曲で90点

PIANOでワクワク-Image152.jpg

次がスケールとアルペジオで21点

グレード8は3度と6度、属7,減7のアルペジオ

も開始音だけ告げられてこれをすぐに弾かないと

減点になります。

これが、今回私が一番自信の無かった所。


「B minor harmonic both hands」とか

言われるんですけど、舞い上がってるし

日本の音大をでた方なら分って下さると

思うのですが、

私たち、ドイツ音名で習ってきてるから

Bと言われると、べーを想像して一瞬混乱する

んですよね。

Bはドイツ音名ではHですから。


又、日本の音大のソルフェージュとは一味違う

Oral Test と言うのが一番の難関で・・・



4小節位の短い曲を聴いて

最後の部分:カデンツの4つの和音をあてる

と言うもの。これが1度だけでしかも

書くんじゃなくて聴いて口で答える。

終止形も。完全終止だけでなく、半終止、

偽終止、変格終止なども聴いて答える。

4声のバス旋律だけを歌うというのも

聞くだけで。(楽譜はなし)

あとどうやって備えたらと言うのが

審査員が弾く曲を聴いて、それについて

自由にディスカッションする?



まぁ、舞い上がってるLady(欧米ではオバサン

等と自分を卑下してはいけないと欧米生活の

長い友人に注意されました)をご覧になって

英国紳士たる審査員も気の毒に思ったのか

大した事は聞かれませんでしたが。


処で、今日レッスンにいらしたアメリカンのお母さんに

↑の採点表を活字体に書いてって頼んだら

まぁ、時間の掛かったこと!

眼鏡をかけたり、目を離したりくっつけたり

しながら、やっとこ書いてくださいましたが

どうも原因のひとつは音楽用語が多くて

あんまり分らなかったみたい。


大事な事を言い忘れてました。

この検定は、ピアノだけではなく全ての楽器

で受験できます。勿論声楽も。