昨日は大勢の方から「おめでとう」を言って頂き
恐縮しております。
殆どの方が昨年までの私同様、この検定のことを
ご存じないので、詳しいことを知りたい方は、コチラ
をご覧下さい。
内容は見ていただけばわかりますが
↓の採点表の上三つは課題曲の評価。
1曲30点×3曲で90点
次がスケールとアルペジオで21点
グレード8は3度と6度、属7,減7のアルペジオ
も開始音だけ告げられてこれをすぐに弾かないと
減点になります。
これが、今回私が一番自信の無かった所。
「B minor harmonic both hands」とか
言われるんですけど、舞い上がってるし
日本の音大をでた方なら分って下さると
思うのですが、
私たち、ドイツ音名で習ってきてるから
Bと言われると、べーを想像して一瞬混乱する
んですよね。
Bはドイツ音名ではHですから。
又、日本の音大のソルフェージュとは一味違う
Oral Test と言うのが一番の難関で・・・
4小節位の短い曲を聴いて
最後の部分:カデンツの4つの和音をあてる
と言うもの。これが1度だけでしかも
書くんじゃなくて聴いて口で答える。
終止形も。完全終止だけでなく、半終止、
偽終止、変格終止なども聴いて答える。
4声のバス旋律だけを歌うというのも
聞くだけで。(楽譜はなし)
あとどうやって備えたらと言うのが
審査員が弾く曲を聴いて、それについて
自由にディスカッションする?
まぁ、舞い上がってるLady(欧米ではオバサン
等と自分を卑下してはいけないと欧米生活の
長い友人に注意されました)をご覧になって
英国紳士たる審査員も気の毒に思ったのか
大した事は聞かれませんでしたが。
処で、今日レッスンにいらしたアメリカンのお母さんに
↑の採点表を活字体に書いてって頼んだら
まぁ、時間の掛かったこと!
眼鏡をかけたり、目を離したりくっつけたり
しながら、やっとこ書いてくださいましたが
どうも原因のひとつは音楽用語が多くて
あんまり分らなかったみたい。
大事な事を言い忘れてました。
この検定は、ピアノだけではなく全ての楽器
で受験できます。勿論声楽も。