タイ北部の洞窟に閉じ込められていた少年達とコーチ、全員が無事救出されました。本当に良かった。泣きそうです…。
カラーデザイン検定1級
流行色の歴史(戦後〜現代まで)
ファッションの流行は、時代背景に影響を受けてきました。
1950年代 〜アメリカンルック、シネモード
日本では、戦後1950年代からアメリカの影響を受けて人々は色彩を楽しむようになり、アメリカンルックが全盛となります🇺🇸
特に外国映画の影響を大きく受けた「シネモード」の時代。
映画「初恋」で主人公モーニングスターの着ていたドレスの色から、モーニングスターブルーが流行。
映画「赤い靴」で赤が流行したり、映画「赤と黒」から赤と黒が流行しました。
1960年代〜キャンペーンカラー
日本は高度経済成長期に突入。東京オリンピック開催や新幹線の開通など、景気が急速に上向きになり、明るい色が流行するようになります🚅
シャーベットトーンの流行。
1960年代が舞台の映画「ヘアスプレー」より。シャーベットのような淡い色のドレスが可愛い

日本では、「企業間カラーキャンペーン」が行われ、シャーベットトーンは特に大きな話題となりました。
資生堂のカラーキャンペーンより

・アイビールック
アメリカ東海岸のアイビーリーグと呼ばれる名門大学のグループの学生達の間で広まったファッション。三つボタンブレザー、ボタンダウンシャツ、チェック柄、コットンシャツ、ローファーなどの優等生スタイル。結構好きかも〜!
・ピーコック革命
メンズウェアのカラフル化を図り、カラーシャツのキャンペーンが開始されます。孔雀(ピーコック)の雄は、求愛する時にカラフルな羽根を広げてアピールするそうです
女性だけでなく男性もカラフル化!いいですね〜。

・サイケデリックカラー(蛍光色)
1960年代後半には、ヒッピーと呼ばれる若者文化が生まれ、派手な原色や蛍光色が多用されるようになりました。
サイケデリックカラーのイメージ

60年代は、正統派のアイビールックやシャーベットトーンと個性派のサイケデリックカラーに二極化するイメージですね

1970年代〜ナチュラルカラー志向
世界的な大不況の時代。石油ショックや環境問題、公害問題が大きな課題となります。アメリカではベトナム戦争の影響でLOVE & PEACE運動が起こり、人々は自然志向へと向かいます。
・フォークロア
フォークロアファッションで、KENZOは一躍有名になりました。
・ナチュラルカラー
柔らかい中間色調も流行しました。
1980年代〜モノトーン志向
1980年代中頃から、バブル景気と呼ばれる好景気に突入し、海外の高級ブランドが一般に普及し出します。ファッションは個性化へとシフトし、DCブランドが流行。
川久保玲のコム・デ・ギャルソンが登場し、日本では以降、黒が定番化するようになります。
バブルが崩壊。ドラマ「東京ラブストーリー」の影響で、紺ブレがブームとなります。ベージュ、ブラウン、オフホワイトといった、エコロジーカラーや、ネイヴィや黒といったベーシックカラーが流行します。
バック・トゥ・カラーという色返り現象を図ったが、なかなか定着するのは難しく、ベーシックカラー志向は継続します。
2000年代〜ベーシックカラー志向
トレンドのない時代。自己演出の時代が始まります。昔は誰かのマネでしたが、これからは自分の色の時代。まさに似合う色の時代到来です

CanCamの専属モデル、「エビちゃん」と「もえちゃん」の影響で色返りが本格化し、ピンクが大流行します。
ファッションとトレンドカラー。戦後から現代まで、様々なスタイルや色が楽しまれてきたんですね。
個人的には50年代のアメリカンルックやディオール旋風、見てみたいなぁ〜

以上、流行色の歴史について、でした
