いよいよ本番の試験日まで1カ月を切ってしまいました
今日のメインテーマは、
カラーマーケティング
まずはキーとなるカラーマーケティング用語をチェック 8つあります!
①4P マーケティングミックス
商品を販売するために必要な4つの戦略のこと。
・Product(製品)
・Price(価格)
・Place(流通経路、販路)
・Promotion(促進)
新商品が市場に出回ると、まずは性能や機能性が重要視されます。これを「機能的価値」と呼びます。
そして、商品が広く普及されるようになると、消費者のライフスタイルや価値感の変化とともに、五感に訴える付加価値としての「感性価値」が重視されるようになります
昔のコンピューターは四角い箱型でグレーっぽい色、まさに業務用の「機械」というイメージでした
そこに颯爽と登場したのが、アップル社のiMac
まだPCがそれほど家庭に普及されていなかった時に登場したこのデザインは、世界をあっと驚かせました
カラフルでポップなデザイン。店頭にあったら思わず足を止めてしまいますね。
まさに人の五感に訴える付加価値、「色」の効果を利用した「感性価値」の一例です
私たちのカラー活動は、この「感性価値」で生かされます。
似合う色は身につけなくても生きていけますが、似合う色を知って生かしていけたら、毎日を楽しく心豊かに過ごせます
色を味方につけて、自分自身の価値を高めていきたいですね
②ポジショニング
競合他社と比較して、消費者の価値観を元に自分自身を位置づけること。
ポジショニングマップと呼ばれるポジショニングを表した図では、縦軸と横軸のそれぞれの端に対極の意味の言葉が置かれます。
詳しくは、以前のレポートより→(イメージを可視化するトレーニング)
③プロファイリング
ターゲットとなる消費者について、年齢、性別、ライフスタイル、マインド、嗜好など、具体的な消費行動を分析して特性を明らかにしていくこと。
色提案の際には、このプロファイリングが重要になってきます 相手に選んでもらうには、ニーズに合った物を提供しなくてはいけない、ということですね。
プロファイリングについては、具体的に次のようなプロセスがあります。
・マーケットセグメンテーション
市場を細分化すること。(例: 商品の色展開を増やして、市場を新規開拓するなど)
・クラスター分析
消費者を価値観やライフスタイル別に分類すること。
具体的には…
①ライフスタイル: 生活スタイル
②ライフサイクル: 年代
③マインド: 精神的な年齢
④テイスト: 趣味や嗜好
・ターゲティング
商品やサービスを販売しようとする対象者を設定すること。
④PDCA
業務を進める上で重要なプロセスのこと。
画像はお借りしました。
・Plan(計画)
・Do(実行)
・Check(評価)
・Action(改善)
※最近は、PDSCAとも呼ばれる。SはSee(様子を見る)
⑤5W1H+2H
色彩計画におけるコンセプト作りのポイント。
・Why(なぜ)
・Who(誰が)
・When(いつ)
・Where(どこで)
・What(何を)
・How(どうする)
これだけではビジネスにはならないので…
+
・How⁈(どうやって売る⁈)
・How much(いくら)
5W1Hは、テーブルコーディネートのコンセプト設定の際にも使っているので、より分かりやすかったです
⑥プロダクト・ライフ・サイクル
商品が市場に導入されてから衰退までのサイクルのこと。(※ファッション・サイクルは、「流行が発生してから」衰退までのサイクルのこと。)
導入期→成長期→成熟期→衰退期に分かれる。なんだか人生とも似ていますね
プロダクトはファッションより流行(ライフサイクル)が長く、長期間使用されることが想定されています(飽きが来ない)。白や黒は定番色で長く売れますよね。
⑦マズローの法則
心理学者のマズローが提唱した法則で、人間の欲求が5段階に区分されるという考え方。
下位の欲求が満たされると、上位の欲求を満たそうとするのです。具体的には…
①生理的欲求: 食べることや排泄など、生きるために最低限必要な欲求。
②安全欲求: 住む家や治安面での安心など。
③社会的欲求: 社会とのつながりや仲間など。特に女性は結婚、出産、退職などで、社会的欲求が欠けてきてしまいます。
④尊厳欲求: 人から認められたい、という欲求。
⑤自己実現
自分の商品やサービスが、どの欲求のお客様に向けられているのか、求めている人に合った物を提供することが重要になります。
⑧AIDMAの法則
消費者が商品を購入するまでのプロセスのこと。具体的には…
・Attention(注意)
まだ商品を知らない。
→知ってもらう!
・Interest(興味)
知っているが興味はない。
→興味を持ってもらう!
・Desire(欲望)
興味はあるが欲しいとは思っていない。
→欲しいと思ってもらう!
・Memory/Motive(動機)
欲しい気持ちはあるが、買う動機がない。
→動機を作る!
・Action(行動)
買えない理由がある。
→買えない理由を解消する!
カラーマーケティングは、お客様の買う時の心理を汲み取ることが大事になると分かりました
長々とおつきあいいただき、ありがとうございました