大家好。


2023.1.27(土)

能登半島地震の災害支援ボランティアの第一号に参加した。

今から行く人や、行こうと思っている人に状況を伝える義務がある様に思うので、必要物品を主にして少しずつ書いて行こう。


まず一番必要なもの。

「情報」

現地がどんな状況なのか、災害ボランティアをするには何を持っていけば良いのか。

ネットで情報を集める。

これから、私の様にボランティアから帰って来た人達も何か書いていくと思うので、その記事もある程度参考になると思う。

派遣される地区の気温、天気等もあらかじめ見ておく必要がある。


ボランティアセンターから送られてくるメールでは


持ち物:動きやすい服装、軍手、マスク、ご自身の飲食物、防寒着、内履き、カッパ


これだけ。

どんな格好でいけば良いのか、分かりにくい。

そこで、今回持って行って良かったものや足りなかった物を思い出しながら書いて行く。

自身の次回の為にも。


私は、厚手の長袖下着にカイロを一個張って、ジャージを着て、その上に上下セパレートのカッパを着た。

作業中は晴れていたが、行きのバスの中では雨が降っていたので着たり脱いだりするよりは、これで正解だったと思う。

暑さ寒さ的にも丁度良かった。

防寒のジャンパーは、ボランティアセンターに置いて行った。


靴は長靴が必須。

そもそも、集合場所の金沢で既に雪がうっすら積もっているので靴を濡らしてしまうと後の作業に支障をきたすだろう。


家の中での作業では上履きに履き替える。

私達が作業したのは一般家庭の中なので、家の方は当然スリッパや裸足で生活している。

「上靴履いても良いですか?」と聞くタイミングを逃して、午前中は靴下で作業していた。でも昼のミーティングで、やっぱりそれは危険だということで昼からはちゃんと上靴を履かしてもらって作業した。


「踏み抜き防止インソール」

これが必要な事はネットで見て知っていたのだが、買うのを忘れていた。

現地での支給資材にあったので、それを使わせてもらったが、サイズに限りがあるので自分で用意した方が良いと思う。


「手袋」

私は滑り止め付き軍手を5枚と濡れたら困るので、その中に履くビニール手袋を1箱持って行った。

でも、それらは全部使わなかった。

支給された手のひら側がゴムで防水になっている作業手袋を使った。

実質作業時間は、午前2時間と午後2時間なので予備の手袋は、あっても一つで十分。

私の様にペラペラの軍手を5枚持って行くなら、防水でしっかりした作業手袋を一つ持って行った方がマシだと思う。


「酔い止め」

バスでの移動がとても長い。

酔う人は、必須。


「マスク、ゴーグル」

昔から置いてあったタンス等が倒れていたりするので、ホコリがすごい。

終わって鼻をかんだら、真っ黒だった。

私は持って行って使わなかったが、特にコンタクトレンズの人は防塵ゴーグルもした方が良いと思う。

目にホコリが入ったからと言って、洗える水は無い。


「水、食べ物」

これは、必要量よりも多めに持って行くべきだと思う。余るぐらいが丁度良い。

ボランティアセンターに自販機があったように思うが、それはその地域の人達のための物だ。

金沢駅では普通に買えるので、そこで買っておきましょう。

私はペットボトルのお茶とスポーツドリンクを数本ずつ持って行ったが、「水」の方が良いのかも知れない。

前述の通り、目やケガをした時に洗えるから。

あと最悪の場合、余震で避難しないといけない可能性もある。


まずは、このぐらいで。

また思い出す度に書いていこう。

もし、何か質問がある方はお気軽にメッセージを下さい。

私見ですが、解る範囲でお答えします。


ネット上では、驚く程に災害ボランティアを批判するコメントが多い。

それで行くのを躊躇う人もいるかも知れない。

でも私は、ボランティアというものは


「求める人がおって、やるヤツがおる。」


それだけの事だと思う。

手を挙げた人だけが、やれば良いのであって。

ネット上でグズグズ言っている人達は「やらない」のであるから、関係ない。

やろうと思った人だけが、「やる側」に立てば良い。ただそれだけだ。

ポケットの小銭を募金箱に入れるだけでも立派な支援であり、その行為に重いも軽いもない。


私はそう思う。

では、また。

再见