SUPER AGURI F1 TEAMがF1世界選手権から撤退
GWの連休最終日の今日はF1ファンにとって運命の1日となった。
誰もが信じていた。
誰もが願っていた。
しかし、チームオーナーである鈴木亜久里が下した決断は撤退。
2005年11月にF1にエントリーを申請、2006年シーズンより参加を表明。しかし、開幕戦まで僅か4ヶ月しか時間が無く、誰もが不可能と思っていたが開幕戦のオーストラリアのメルボルン・アルバートパークサーキットのスターティンググリッドにはしっかり2台が並んでいた。
しかしマシンは旧型マシン、突貫工事で何とか2006年のレギュレーションに合わせて改良を施した。
エンジンはホンダからの供給。
走れる状態にはなった。
だが、進化し続ける現代F1において他チームとのタイム差は明らかで、苦戦を強いられ続けた。
しかし、メインスポンサーであるSS United Group Company Limited のスポンサーマネーで徐々にマシン開発が進み戦えるマシン、チームになる!はずであった・・・。
2006年シーズン後半に明らかになった事実、
SS United Group Company Limited 契約不履行
である。
これにより同チームは致命的な財政難に陥った。
だが、ホンダからの資金援助もあり2007年シーズンも参加、同年は素晴しい結果も残し、世界も各チームも注目するチームとなった。
が、主力スポンサー探しには難航した。
2008年、財政難は深刻化し、オフシーズンのテストは不参加。
このまま消えてしまうのか?
と、言われていたが開幕戦の参加でファンを喜ばせた。
開幕戦オーストラリア、2戦目マレーシア、3戦目バーレーン
しかし、4戦目のスペインで資金繰りが出来ず、何とかホンダの援助でグリッドに並ぶことが出来たが・・・。
次戦、今週末のトルコGPを前にして撤退という悲しい結果に。
継続の道はあったようなのだが・・・。
詳しくは↓
F1 Live.com [F1即時撤退を発表]
http://jp.f1-live.com/f1/jp/headlines/news/detail/080506133618.shtml
HONDAの声明
http://www.honda.co.jp/F1/news2008/14/
SUPER AGURI F1TEAMからの声明
鈴木亜久里代表は緊急記者会見の場でこう語った。
「やってよかったよ。苦しい部分はあったけど、夢をかなえられる人生を与えてくれた神様に感謝している」