夜空はいつでも最高密度の青色だ | ユキ景色

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東京で働く変な男と変な女と、その周囲の人間の孤独と生と死を描いた物語。

誰かが死ぬのではと、何となく不穏な感じが続きますが
登場人物が暗すぎないので、内容の重さが軽減されていて良いです。

日雇労働者で不安定な生活をする男が池松壮亮さん。
看護師をしながらガールズバーで働く女が石橋静河さん。石橋凌さんの娘らしい。
どちらも変な人間で共感する所がひとつもない。

池松くんが相当可愛いです。
これまで観た作品はリアルな濡れ場ばかりだったけど、一切なし。

何となく寄り添う様になった二人が何もしない所が良い。
そういうの この作品には要らない。

途中で鉄拳が描くようなパラパラ漫画に切り替わり
保健所に捕らわれた野犬の悲しい末路を見せられました。可哀想で泣けた。
殺処分反対だけど、だからって全てを助けられる力はないし
見ないフリしてきた現実を突きつけられた気分でした。キツかった。
殺処分を減らす為の募金くらいしか出来ない。

何が言いたいのか探りながら観てたけど、結局最後まで分からなかったです。
でも、退屈しなかった。面白かったです。
心に残りました。また観ると思う。