日本最大のスラム街、大阪市西成区愛隣地区。

日本最大のスラム街と言っても、本当にディープな地域は新今宮駅前から僅か400メートル四方の区画でしかありません。

その一画で早朝に開かれる泥棒市、離婚前に見に行った時の話。

 

↓泥棒市の様子(2020年2月ごろの光景)

 

主に売られている商品は

 

・抗うつ剤、睡眠薬などの医師処方箋錠剤薬

・裏アダルトDVD

・ガラクタにしか見えない雑貨類

・期限切れのコンビニ弁当

・中古衣類・中古家電

・ブランドコピー時計・バッグ

・工具器具備品など

 

中には掘り出し物もあり、三味線の鼈甲撥が¥1,000で売られていました。

私は津軽三味線を弾くのでその価値、値打が分かります。

普通に買えば¥50,000はする代物。

さっそく購入しヤフオクで転売。

¥33,000で売れました(^^;

売っている彼らにその値打ちは分からない様子。

火縄銃のレプリカが¥2,000で売られていて、それを購入、ヤフオクで¥70,500で売れました。

彼らはおそらく携帯やパソコンがなく、ネットにも繋がらない環境で独断で価格を決めて売っているのでしょう。

売られている物の多くが資源ごみの拾い物、もしくは泥棒品。

錠剤薬や湿布などは生活保護受給者が病院で処方された薬の転売です。

まさにカオス。。。

 

↓あべのハルカスから望む通天閣。

 

もちろん、これらは不法出店、違法販売です。

買うのも違法。

毎年、多くの出店者が捕まっています。

でも売る人は減らない。。。

なぜなら売る側と買う側の需要があるから。

捕まるリスクがあっても生活のために仕方なく出店。

たとえ捕まったとしても失うものは何もない、刑務所で飯が食えるわい。。。

 

人生の最後に行きつく街、西成。

 

お時間のある方は下の歌を聴いてください。

大阪西成、通称「釜ヶ崎」の情景が良く伝わる歌詞です。

 

 
このブログ、いつから「西成ブログ」になったんだろう(^^;
次回はタイの「ワンちゃん」について綴りたいと思います。