理科から考える
美味しい炊飯器

 

娘:じゃじゃ馬。新小4。早稲アカY44→?

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今回は炊飯器について、理科の観点から語ろうと思います。
結論からいうと、Panasonicのおどり炊き(可変圧力IH)がお勧めです。

炊飯器、色々なメーカーから出ていますよね。Panasonic、東芝、日立、三菱、タイガー、象印などなど。果たしてどこのメーカーが良いのか?今回は、これを理科の観点から語ろうと思います。

まず前提として、かまど炊きのご飯がおいしい理由として、

  • 強力な火力で釜底を熱する
  • 激しい沸騰が起こる
  • 水から気体となった水蒸気が米と米の間を次々に通り抜ける
  • 激しい対流が起こり撹拌される
  • ムラなく米が立つように炊ける

と言われていると思います。

この、大火力、激しい対流を実現するために、各メーカーが色々な方法を駆使しています。色々メーカーによって違えど、共通するのは対流を激しく起こすこと

 

そのために、

  • 釜の温度をなるべく高くしたり
  • IHコイルを区域ごとに分けて配置して加熱する場所を変えることで、釜のいろいろな場所で沸騰を起こして色々な流れの対流を起こしたり
  • 圧力をかけて水の沸騰する温度を上げて、水の蓄えるられる熱量を増やしたり

色々工夫されています。

その中で、一線を画す極めて激しい沸騰と対流を起こすことが出来るのが、Pnasonicの可変IH炊飯器でのおどり炊きです。

その理屈は、小学生で習う理科の知識で説明できます
沸騰とは、水が100度(1気圧の場合)となり、なべ底の水が気体の水蒸気に変わってぼこぼこ沸き立つ現象。
水は大気圧によって気体にならないように押さえつけられており、高気圧だと沸騰しにくくなり(沸騰するために必要なエネルギーが増大し)沸点が100度以上となり、低気圧だと沸騰し易くなり沸点は下がります。1.2気圧だと約105度、富士山頂だと約87度で沸騰します。

Pnasonicの可変IH炊飯器では、

  • 釜内で1.2気圧をかけて105度の沸騰を起こす
  • そこから急減圧して、大気圧である1気圧に戻す
  • 105度で沸騰していた水が、100度で沸騰する状況に急に戻されるので、105度で蓄えられた熱量を放出しようと、通常の環境では起こりえない爆発的な沸騰を起こす
  • 極めて激しい対流が起こり、かまど炊き顔負けの米の攪拌が起こる

各社の導入している圧力炊飯とは違います。普通の圧力炊飯は、1.2気圧をキープして水の蓄えられる熱量を増やして高火力で炊くのみです。1.2気圧での沸騰の激しさは、水が蓄えている熱量は増すものの、当然1気圧の普通の沸騰の激しさと変わりません。

おどり炊きは圧力可変であることが肝で、急減圧によって爆発的な沸騰を起こすことが出来るのです。

妻と各種メーカーを試食して、Panasonicの炊飯器の米が旨いね!って話になりました。
中までしっかり火が通っているのに、表面がべちゃ付くことがなく、一粒一粒にしっかりとした弾力のある噛み応えがある。

その後、各社の炊飯器の売りをHPで調べて、上記理論的背景を知りました。一番激しい沸騰と対流を引き起こせるのは、理論的に考えても、ダントツでPanasonicの可変IHおどり炊きであるとの結論に私の中で至りました。

その後、炊飯器を買い換えた当日、息子も娘も黙っていても分かりました。「なんか、今日のお米旨くない?」と。そこで、理論的背景を語りだす私。いつものことなので、みんなニヤニヤしながら、また始まったみたいな感じで聞いていました(笑)

Panasonicの炊飯器にも色々あって、今回の技術を使用しているのは、
可変IH 急減圧バルブ おどり炊き
を謳っている製品になります。お買い替えを検討の方は、ご一考下さい(笑)