父親の独自メソッドに注意


完全に個人的な意見ですので、他の方の考えを否定するものではありません。不快に思われる方がおられると思いますので、そういった場合はそっと画面を閉じてください。

親が”問題の考え方・解き方”を子供に指導する際に、塾の教えを無視した方法をとってはなりません。中学受験には中学受験の考え方、学び方があります。それをすっ飛ばして中学以降の解き方を教えたところで、子供は理解できないばかりか(一部の超優秀なお子さんは理解できますが)、塾の授業も未消化となり混乱をきたします。

 

また塾の宿題や課題を差し置いて、親が買ってきたテキストを進める事も、子供と塾の信頼関係を損なうことになりかねません。やるのであれば、塾の宿題・課題をこなした上で、追加でやるべきだと思います。
漫画「2月の勝者」の島津君のお父さん、あれが典型的な「独自メソッド」タイプの親だと思います。

私は、子供に教える際に、独自メソッドにならないように下記に気をつけています。

  1. 塾のテキストやプリント準拠
  2. 塾の解き方準拠
  3. 塾の先生を敬い、決して否定しない

以上を踏まえたうえで、教えています。中学受験でよく使う別の解き方がある場合は、それも追加で「こういう考え方、解き方もあるよ」と教えたりしますが、あくまで塾・テキストベースです。

もし配偶者の方がお子様の勉強の指導をすると言い出した場合は、上記にご留意頂いた方が良いと思います。

 

「こんな教え方だから駄目なんだ。こんな問題ばかりやらせて、これじゃあうちの子は伸びない。」
こういった意見は、ほとんどの場合は見当違いの独りよがりだと思います。多くの塾ではクラス分けで、おおよそ子供の学力に応じた難易度の問題を授業で扱い、宿題として課していると思います。それをおざなりにして、飛び越えて背伸びしてやらせたところで、良い結果を生むはずもありません。仮にそのようなレベルにあるお子さんの場合は、塾の宿題はひょいひょいと難なく終わらせられるはずです。