知らなかった妻の苦悩

 


最近になって、妻から言われた言葉があります。
「子供の頭が良くなかったら、きっと私のせいなのだろうなと考えてしまった時期が合った。」

私は今まで一度も、妻にそのような言葉を吐いたり、投げかけたりしたことはありません。妻も別に私がそう思っていると思ったわけでも、私の言動でそう感じたわけでもないと言っていました。ただそれでも、夫が開成→医学部という学歴を持っていると、そう感じてしまうようになったとのことでした。

以前、高学歴な親の元に生まれる子供の背負っている十字架について述べたことがあります。

 


先ほどの妻の言葉で、妻も子供と同様に、私の学歴のせいで十字架を背負っていたのだなと気付かされました。私の母親は超教育ママで、私への価値観の押し付けはかなり強かったのですが、幸い妻に対して孫(私と妻にとっては子供)の学力に関することで何か言うことは決してありませんでした。それでも、自然にプレッシャーを感じていたのです。

妻は地方出身で中学受験はしていません。私と出会ってからも、以前は「開成?なにそれ美味しいの?」くらいの感覚でした。だからこそ、交際や結婚にもそれが影響することはなく、“色眼鏡なく素の私という人間”を見てくれました。

 

それが中学受験をすることになり、ママ友から夫の学歴について聞かれ、「はぁ?あなたの旦那、開成出身なの?」と言われたり、実際の偏差値表を見たりして、理解したそうです。それと同時に、冒頭のような感情が出てしまったようです。

漫画二月の勝者で、一族みな慶應で母親にものすごいプレッシャーが来ている家庭がありました。それと同じような苦悩を持っていたのだと知りました。

難しい話ですね・・・・・。