しくじり父さん
開成の深海魚15

開成中学に入るも深海魚となり沈んでいった、私の体験談です。一旦深海魚となると、精神的にも学力的にもリカバリーするのは並大抵のことではなくなります。このブログを読んでいただいている方々が、ご自身の御子息が深海魚にならないように見守り&導いてあげられる、そんな事に利用していただければ本望です。

 

すみません、色々合って、かなり長く更新が滞りました。こんなしょーもないブログですが、お付き合い有難う御座います。


父親のすすめもあり、高校3年生の冬から医学部を目指すことになったわけですが、当然今の成績でどうにかなるほど甘くはありません。というか、医学部を受けることになった云々に関係なく、高校3年生として大学受験をするとは思えないような状況です。この時期になっても、1日1時間も勉強していなかったのではないかと思います。

国立は目指すべくも無い状況ですから、私立の医学部を目指すことになります。
以前のブログで開成の実力テストの話しを出しましたが、総合成績は見事に下位1割に沈んでいました。冬からいくら頑張っても、現役で医学部合格は既に不可能レベルの実力しかありません。当然浪人覚悟なわけですが、まずは物理(高校3年生の4回の実力テストで物理は0点→2点→1点→0点)をどうにかしなければいけません。

深海魚となったきっかけは、親への反発、ゲームや漫画などの娯楽など色々ありましたが、もうこの頃は現実逃避的になっていたと思います。自分の中でも、兎に角勉強しないための言い訳を探していたような気がします。

 

そんな私でも、ようやく小さな小さな一歩を踏み出します。
本屋で物色して、基礎的なところから大学受験で通用すると思われるレベルまでを網羅した、厚い物理の参考書を買いました。勉強の習慣が無かったため、1日数時間程度勉強するのが限界でしたが、独学でなんとか2ヶ月かけてその教科書をおえました(その間は物理のみしか勉強していませんでした)。
ただ、英語も数学も化学もぼろぼろですし、物理も本番の入試で得点源になるほどの状態には、全然達していません。どうせ駄目だろうとのことで、2校だけ私立医学部を受けましたが、当然落ちました。

 

まあ、あたりまえですが浪人生活に入ります。