中学受験物語No.46
1月下旬
いざ2戦目
さてさて、ついに2戦目です。
是非、ここの学校を取りたい。
我が家から学校へのアクセスは、栄東よりも負担が少ない学校です。もちろん2月校が本命なのは変わりませんが、2月校が全滅だった際のセーフティーネットとして、現実的に通える所を抑えたかった。そして、ここに受かればY50前半の前受け校は受けずに、勉強に時間を当てられます。
平日でしたので娘は小学校に行き、私と妻と息子の3人で向かいました。私は事前に仕事場に遅刻の連絡をして、送り届けたら仕事に直行する事としていました。
電車内では、確か理科と社会の基本事項の確認、みたいな事をしていたと思います。
この時も、送り出しの言葉は2つのみ。
「時間配分をしっかりと。問題文をよく読んで。」
息子を送り出し、妻と駅へ歩き出したその時でした。
息子のキッズ携帯から着信がありました。
息子「やばい、筆箱がない」
私「ちゃんと入っているから確認してみて!」
と言ってすぐに、電話が切れました。
そんなはずはありません、前日に確認して、シャープペンの芯も入れ替えて、確実にバックにしまいました。2分ほど待ってから電話をかけましたが、電源を切っており通じません。慌ててふたりで校舎に戻り、担当者に子供の氏名・受験番号、事情を説明して、確認に行って頂きました。
結果、普通にあったそうです。
あったのなら、連絡せんかい!!
私は職場へ、妻は駅の喫茶店で時間をつぶしました。
受験が終わったころに、仕事場から妻に電話をかけました。
私「どうだった?」
妻「ん~~、なんかね、今回も緊張しなかったって。普通にできたから、受かってると思うって言ってるよ~。」
ん~~~、なんか今までの息子と違う。
そして、その違和感の正体は、まもなく判明するのでした。