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DIC(血が固まらない現象)
になっていた私が、肺から出血して
集中治療室(CCU)に入ったとこまでが
前回までの話。
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CCUに入ってた期間、
何があって、何を思っていたのか、
私の目線から当時のことを
綴っていきたいと思います。
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担当医の先生に起こされるように
意識を取り戻した。
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あの日から1週間経ったよと教えられた。
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それからしばらく寝起きのような感覚で
たくさんのことを考えることができなかった。
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自分が死にかけたということを
考えるに至らないくらい、何も知らなかった。
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知らない景色や機械音、看護師さん。
髪も抜けてて、手足がすごく細くなっていた。
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そして右腕が広範囲に渡り、紫になってた。
動脈から大量出血した跡。
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写真は何週間か経ってからの撮ったやつやけど、
出来立てはほんまに真っ黒やった笑笑
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私は人工呼吸器をつけていて
話すこともできない。
焦点も合わない。
寝返りすら1人で出来ない。
スマホも触れない。
ご飯が出ることも、食べることもない。
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ただ暇すぎて
早くこの状況が過ぎて欲しいと願った。
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アイス枕の冷たさや、
温かいタオルが肌に触れるだけで
幸せを感じることができた。
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しばらくすると
視点もちょっとずつ合うようになって、
字が書けるようになった。
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そのときの文通を看護師さんは捨てずに
残してくれていた。
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いや汚すぎやろ(笑)
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こんな状態でも
私はめっちゃ楽観的というか、
暇すぎて周りの看護師さんと
仲良くなろうとした。
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私に毎日3人の看護師さんがつく。
目の前で働く看護師さんの動きを見たり、
顔と名前を覚えようとしていることに
看護師さんも気づいてくれて、
わたしの横の壁に毎回、
『今日の日勤(夜勤)は○○・××・△△だよ』
っていうホワイトボードを飾ってくれた。
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時計を見ても、今が昼なのか夜なのか
分からなくなるから、
ホワイトボードの日勤か夜勤かで判断していた。
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だいぶ焦点が合ってきて
スヌーピーとピカチューの絵を書くと
色を塗ってその壁に飾ってくれた。
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担当の日じゃない看護師さんが、
部屋に遊びに来てくれることもあった。
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1人の看護師さんがチェキも持ってきてくれて
その日の担当の看護師さんの勤務が終わると、
一緒に写真を撮ってくれた。
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自分も結構いい子にしてたし、
わりと愛嬌あったし、
自分でいうのもあれやけど、
CCUで結構可愛がられてたと思う笑
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まるでここは小児科なんじゃないかってぐらい
可愛がってくれた笑
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壁に飾ってた絵は
看護師さんたちのデスクに飾りたいと
言ってくれたのであげた。
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私は話せなかったし、
字もめっちゃ汚かったけど、
CCUの看護師さんと
心が通じてんじゃないかなと思うくらい
汲み取ってくれて、暖かくて優しかった。
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CCUに入ってる間のことは、
老人はほぼ覚えていなかったり、
監禁されてると勘違いして
パニックになったりするらしい。
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若い人は、夢と現実が分からなくなったり、
怖い記憶としてトラウマになったりするらしい。
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私はたくさん看護師さんと仲良くできて、
むしろ楽しい記憶として残っている。
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辛いこともたくさんあったけど、
そういう記憶よりも楽しかった記憶の方が鮮明
なのは、本当に看護師さんの心遣いのおかげ
だと思っている。
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