今日は、仕事がお休みだったので、一日家でゆっくりしてました。
ので、ちょっとまじめにカイゴの話でもしようかなと思います。
「介護」の世界に入ったのは、今から3年前になります。
それまでは、10年位経理の仕事を主に正社員や派遣社員で仕事をしていました。
介護の世界の話を聞いたのは、週末にやっていたホテルの結婚式場で介添えを
していた時に、平日の仕事でヘルパーをしていた方がとても多く、
「あなたもきっと介護、向いてるわよー」
と、皆に言われたことがキッカケでした。
短大時代に、1度だけ特養でシーツ交換のボランティアをしていた事があったのですが、
スゴク大変で、利用者さんによっては、
「ちょっと、そこシワのないように入れてくださいよ」
「ココにピン止めておいてね」
等など、細かい指示を出す利用者さんが多く、いつの間にか足が遠のいてしまいました。
今となっては全然大した事じゃないんですが、あの時はイラっとしました。
「やってやってるのに、、、」
そんな思いがあったのでしょうねぇ。
で、そんなこんなで10年くらい離れていたのですが、今度は本格的にヘルパー2級の講座を
受講することに決め、勉強を始めました。
実習も行きましたが、コレがまた辛い施設でした。
介護って、こんなモノなの???と、感じるくらい。
でも、通所の実習で送り迎えをするバスで、利用者さんを転倒させてしまったんです。
帰りのバスで、どよーんとしていると、職員さんが
「あなたは介護の世界、向いていると思いますよ。転倒させてしまったのは、
あなたのせいじゃないし、むしろ、ケガもなかったし、そういう経験も出来た事は
とても大切な事。次回はどうやればいいのか、対応策を考えられるから
これこそ、実習だったんじゃない?」
と、言ってくれたんです。
で、
「何で、私、介護に向いていると思うんでしょうか?」
と、聞いたら
「うーん、何となくかなぁ。こうやって実習生が来ると、話し方とか雰囲気とかで分かるんだよね。
だから、バス内での話とか対応を見ていて、向いてるって思ったんだよね。
色々と大変だと思うけれど、絶対いい事もあるから、頑張ってね」
と、言ってくれたんです。
その施設は、今思ってもいい施設とは言えませんが、その職員さんは、
今までであった職員さんの中で一番、心に響いた言葉を言ってくれて、
今の私が頑張れる力の一つになっています。
辛い時にこの事を思い出して、何とか踏ん張っています。
それから、1年サイクルで
特養(パート)→老健(派遣)→ショートステイ(派遣)→老健(正社員)に入り、
色々な体験をさせていただいています。
今は、前にも言いましたが、認知症の専門階の担当として頑張っていますが、
認知症は色々なタイプがあるので、対応に悩んでいます。
帰宅願望や収集癖や異食・盗食等など。。。。。
夜勤には、どうしてもイラっとして粗雑な対応をしてしまったり、、、、
本当にいけないと思うのですが、正直、帰って欲しいなと思った事もあります。
でも最近、ようやく思うようになったことがあって、
「私がここで、ダメだって思ってしまったら、この利用者さんは行く場所は
あるのだろうか?」
と、いう当たり前な事。
そんな事を考えられないくらい、大変だーと、思った事もありました。
なので、大変ながらもどうやったら、認知症のケアを少しでも円滑に出来るだろうかと
考えられるようになってきました。
認知症の方は、私たちがイライラした雰囲気をしていると、敏感に感じ取ってしまい、
帰宅願望がヒドくなってしまったり、不穏状態になったりする事が多いような気がします。
そういう事が少なくなるように、私も意識改善をしていかなければいけないなぁと
日々反省です。
自分がどうして、介護の世界に自ら足を踏み入れたのかという気持ちを忘れずに、
明日からも仕事、頑張って行きたいですよね~
と、言うか、頑張ります!