小さな子どもを寝かす時、どんな風にしていますか?
保育士として、何十人もの子どもを寝かしつけてきた「ゆっこせんせい」が、
寝かしつけのポイントを伝授するシリーズその2。
子守唄、歌っていますか?
これは、日本の伝統的な寝かしつけの方法だと思うのですが、いやはや、なかなか侮れませんよ。
「静かな音楽を流しているから…」という、そこのママ!
「私のヘタな歌より、CDかけた方が、いいでしょ…」という、そこのママも!
それは、大きく違っています。
音楽をかけることが、悪いわけではないのですが、
耳元で静かに歌ってくれる人の声っていうのは、たぶん、全くの別もの。
デジタル化されてスピーカーから流れてくる曲と、
自分に寄り添ってくれる大好きな人の歌声は、
比べられないほどの、違いがあると思うのです。
「子守唄なんて、あんまり知らない。」という、あなた。
大丈夫です。
歌なら、何でも、子守唄になります。
「ちょうちょ」でも、「ぞうさん」でも、「どんぐりころころ」でも、大丈夫。
ただ、普通に歌う時より、ちょっとゆっくりめに、ちょっと静かな声で歌ってみてください。
すると、どんな曲でも子守唄に聞こえてくるから、あら不思議。
お子さんの知っている歌だと、始めは一緒に歌ってくるかも。
でも、ご機嫌なら、それもまたよし。
数回一緒に歌ったら、ママの歌うテンポを、少しずつ、ゆっくりにしていきます。
背中をトントンするテンポも、併せて、ゆっくりに。
しばらくは、お子さんも、ママに合わせて歌ってくるけど、そのうち、なんとなくついてこれなくなって、とろーんとしてきます。
更に更に、ゆっくり静かに歌っていけば、もう、ぐっすり…
よし!!
「子どもの歌なんて、あんまり知らない」
「自分が飽きそう」というママ。
童謡でなくても、ポップスなんかでも大丈夫。
まあ、バラードっぽい曲の方がいいと思うけど、ママの好きな曲、なんでも、「子守唄バージョン」で歌っちゃってください。
「今日は、何歌おうかな~」
「<懐かしのアニソンメドレー>いってみようかな~」なんて、
寝かしつけの時間の、密かな楽しみの一つにしてみては?
そう言えば、子ども産んでから、カラオケも、ちっとも行けてないし…ね。