子どもはポケットが大好きです。
自分一人だけの秘密の隠し場所のように思うのでしょうか。
大切なものをなんでもポケットにしまいます。
私が、保育の仕事をしていて、また、二人の男の子を育てていて、
ポケットの中からいろいろなものを発見しました。
砂 ・小枝 ・泥だんごだった土
・どんぐり ・しいのみ ・さくらんぼ ・たんぽぽ ・おしろいばなの種 ・はっぱ ・桜の花びら
・書ける石 ・丸い石 ・白い石 ・おにぎり型の石 ・はちまき石
・ボルト ・金属の輪 ・ネジ ・ゴムの輪 ・針金
・せみのぬけがら ・だんごむし ・カブトムシの頭・・・
大人にとっては他愛もないもの、ポケットに入れるべきではないものでも、子どもはとりあえず入れちゃうんですよね。
そして、かなりの割合でそのまま忘れる・・・・・
見つけるのは、たいてい洗濯の時。
かぶとむしの頭を見つけたときは、さすがの私も、悲鳴とともに投げ捨てました。虫嫌いではないのですが、いきなり、頭だけっていうのは、ちょっとねえ。
それから、3歳児の担任だったとき。
外遊びからお部屋に入り、さあ給食のしたく・・・と思ったら、床で無数のだんご虫たちが大運動会。
何人もの子が、ポケットに入れて持ち込んだ結果のようです。
そりゃあ、だんごになっている時は、ポケットに入れとけそううな気もするでしょうけど。
みんなで、一斉にしゃがみこんで捕まえました。
子どものポケットには、小さなどきどきわくわくが詰まっています。
そんな思い出がヒントになってできたのが「布絵本・ぽけっと」です。