山崎烝
(CV:鈴木貴征)
イケメンよね。
サブキャラにしておくのはもったないと思ってたわ。うんうん。
近藤さんが狙撃され、沖田は病に倒れ、二人共大阪で治療する事になった。
いつ戦が始まってもおかしくない状況の伏見奉行所で、仕事から戻った山崎は千鶴の姿を見て驚く。
てっきり近藤さん達に付いて大阪に行ったと思っていたようだ。
「今からでも遅くない。
君は近藤局長たちの後を追い、
大阪に向かうべきだと思う」
大丈夫だと言う千鶴に激昂する。
「京はじき戦場になる。
留まるのはあまりに危険だ!」
ーー危ないのは私だけじゃなく
みんな一緒だと思います。山崎さんだって…
「俺には新選組のために、
危険を探るという役目がある」
「いざというときは死ぬことで味方に
脅威を知らすのも任務のひとつだ」
ーーーー!
「そんな顔しないでくれ。
俺は監察方に就いたあの日から、
命の使い道を決めてきたんだ」
このやり取りなんだか胃がきゅっとなりました。
この覚悟は昔なら当たり前の事だったのかな…。
切ないですね。
ついに戦が始まり、怪我人の救護にあたる千鶴。
次に怪我をするのが山崎かと思うと…と不安を口にすると、
「怪我などしようがない。
……したくても、できないんだ」
「俺は戦場に向かう者たちがうらやましいとさえ思っている」
「監察方は情報の収集と一刻も早い伝達を命じられている。」
「例え味方が危地に陥っていたとしても、可能な限り、伝達を優先するようにという命令だ。」
知らなかった…。
土方の命令とは言え、仲間を見捨てる感覚にはなるだろうし、残酷だなと思った。
他ルートでは任務に忠実で、淡々としたイメージの強かった山崎だけど、徐々に自分の感情を見せるようになってきて、すごく心に近付けているような気持ちになりますね。
ついに伏見奉行所に薩長の砲弾が届くようになり、不利な状況に。
この流れを変えるべく、先陣切って前線へ行こうとする土方に
「……ふざけるな!あなたは、
自分の命の価値がわかっていない!」
と胸ぐらをつかんで言うシーン好きだなー。
そして落ちのびる最中、薩摩藩兵に撃たれ山崎が怪我をする。
さらに風間が現れ絶体絶命。
土方が参戦するも彼もまた戦いっぱなしでボロボロの体…。
仲間を守る為、若変水に手を伸ばした時
山崎が土方の首筋に鋭い一撃を叩き込んだ。
「……土方副長は、
これからの新選組にとって必要なお方だ」
「闇に落ちて戦うべき人間はーー
もっと他にいるのだから」
そう言って羅刹へと姿を変えた。
カッコ良すぎますよね。
千鶴が隊士たちと巡察に出る時も、実は山崎が後ろから付いてきて見ていたとか、土方にお使い頼まれた時も島田と共にひっそり護衛に付いてくれてたり…。
実は誰よりも守ってくれていたのは山崎なんだって分かってなんだか胸が苦しいです。
そして近藤さんを助けに向かった先で、綱道との再会。
優しかった記憶しかない千鶴だけど、綱道は純血の鬼で実験をしたかっただけだった。
病に苦しむ千鶴を夜通し看病してくれた父の記憶…。しかし、
「常人なら致死量の毒を何度か盛っても、軽く苦しむだけで回復していたからね」
千鶴で鬼の生命力はいかほどか経過を観察していたらしい。
そして今度は羅刹の研究の為に千鶴の血を使おうとしている。
なんとか近藤さんを救おうと立ち向かうも、綱道の放った小刀での傷は塞がらず山崎は苦しむ。
そこへ羅刹をなぎ倒しながら現れたのは沖田だった。
もう他ルートで沖田出すのやめてほしい。
一気に気持ちが持っていかれる。
相馬ルートも山崎ルートも、割と終盤で沖田現れるからそっちに付いて行きたくなるのよ。
いかんいかん。
山崎に気持ち戻さないと。
最後の選択肢で【羅刹の力を使うべき】を選ぶと悲恋ENDになってしまうんですが、それが結構良かったです。
綱道との戦いですべての力を使い切った山崎は、土方にこの事を報告してきてくれ。俺は疲れたからここで待ってる。みたいな事を言うんだけど、千鶴は少し予感が胸をかすめて振り返る。
「できれば…振り返らずに行ってほしかったんだがな…」
「本当に…困った子だ」
そして砂となって消えてしまうっていう…
消える瞬間、字幕には出ないのにさよならを告げる声だけ聞こえるんですよ。
切ない…。
スチルがキレイで泣きそうになりました。
【羅刹の力を使うべきではない】で2人の未来が見られるんですが、山崎は雪村診療所で駆け出しのお医者さんとして日々勉強に励むという、幸せENDでした。
すべて終えてみて、山南同様いいキャラなのに攻略できずやきもきしてたので、期待も大きく…。
でも、実際終えてみるとそこまで心を持っていかれる事はなかったです。
デレた顔とかはとてもかわいいんですけどね。