現在、高2の息子。

ようやく、大学受験に向けて動き出しました。

第一志望のT大学のオープンキャンパスに参加するため、25日の夜に夜行バスで東北に向かいました。

今回は、同じ大学を目指す友達との二人旅なので、半分は遊びに行くようなものですが。

 

26日の朝に東北に着き、その日はT大学のオープンキャンパスに参加し、夜はビジネスホテルに泊まり、27日は観光しながら美味しいものを食べ、夜に夜行バスで東京に帰ってくる予定でした。

 

息子は夜行バスに乗るのは初めてでした。26日の早朝、無事に東北に着いたとメールがあったので、私は安心して、今日と明日は息子の世話をしなくていいので楽だわ~と思いながら、頼んだお土産を楽しみにしていました。

 

その日の昼、「今頃は息子はオープンキャンパスに参加している最中ね。この暑いのにご苦労様ねー」と思いながら、私は涼しい室内で昼食を食べていた時、突然スマホに着信が。

画面を見ると息子からです。よっぽの事が無い限り、私に電話などしてこない息子。嫌な予感が。。。

息子の第一声。「熱が出た・・・」

私、絶句。息子は今まで、ほとんど熱を出したことがなく、コロナに感染したこともないので、まさか旅行先で体調をくずすということは考えていませんでした。

 

息子は大学の救護室で休ませてもらっているようで、救護室のスタッフさんが電話を替わって説明をしてくれました。息子の熱は39.5度あるとのことですが、意識がはっきりしていて、嘔吐なども無いので、熱中症ではなさそうとの事。そうなると、考えられるのは・・・。というスタッフさんの話に、私はパニックを起こしかけましたが、何とか気を取り直して、これからどうするか考えました。

この日の夜はビジネスホテルに泊まる予定だったので、スタッフさんの提案で、「早めにチェックインしてホテルで休みながら様子を見るのはどうでしょう?」と言われましたが、私は何とか頭を働かせ、「いや、高熱があるので、ホテルで受け入れてくれないと思います」

その後、いろいろとやり取りし、結果、息子にはオープンキャンパスの参加を中途で断念してもらって、新幹線で帰って来てもらうことになりました。一緒に行った友達は、予定通りのスケジュールをこなすため、そこで別れました。

息子の手持ちのお金で新幹線のチケットが買えるかどうか心配でしたが、息子が金額をネットで調べたら、何とか足りそうだとの事。上野駅までのチケットにしてもらおうかと思いましたが、私が車で迎えに行くのに、上野だと都内で混みそうだし、車を停める場所も見つけられるかどうか分からないので、大宮駅で降りてもらうことにしました。

大学のスタッフさんには、乗車駅まで付き添ってもらい、チケット購入まで見届けてもらって、大変有難かったです。

 

家から大宮駅まで、車で1時間半ほどかかるので、私はすぐに仕事を切り上げ、車を飛ばしました。途中から高速道路を使ったので、息子が大宮に到着する数分前に、大宮駅近くに着くことができました。パーキングに車を停め、駅まで息子を迎えに行き、帰路に着くことが出来ました。

帰り道、ドラッグストアで感染症検査キットを買いました。

夕方に帰宅し、すぐに検査キットを試してみたら、陰性でした。

ほっとしましたが、息子が喉の痛みを訴えるので、夏風邪か何かで、扁桃腺が腫れているのかな?くらいに考えていました。この時、熱は40度を超えていましたが、近くの病院はもう受付時間を過ぎているので受診できません。扁桃腺が腫れると高熱が出ると聞いたことがあったので、熱を下げるため、家にあったロキソニンを飲ませたところ、夜中には熱は下がったので、ひと安心しました。

 

翌朝になり、また少し熱が上がり、相変わらず喉の痛みがひどいので、総合病院で耳鼻咽喉科を受診するために病院に向かいました。受付に症状を話したところ、まずは発熱外来を受診するように言われ、(検査キットでは陰性だったのだけど・・・)と思いながらも、発熱外来に行ったら、昨日の検査キットと同じような検査をされました。

私は、まさか陽性だとは思っていなかったのですが、30分ほど待った後、医師と看護師の2人がこちらに向かってくるのを見て、ドキリとしました。陰性なら、看護師だけが伝えに来るはずです。

医師は開口一番、「陽性です」

私「え!昨日の検査キットでは陰性だったのですが」

医師「感染した初日は、ちゃんとした結果が出ないことが多いんですよ。今日ははっきり出てしまいましたね」

ということで、いろいろ説明を受け、息子は5日間は自宅から出ずに安静するように言われました。

 

やれやれ、息子は東北旅行を楽しみ、私は家でのんびりするはずが、とんでもないバタバタ騒動になってしまいました。

 

コロナコロナと、さんざん騒がれていた時期には感染せず、ここにきて感染するとは。

いろいろ考え合わせると、どうやら夜行バスで感染したと考えられます。

息子は自分の健康を過信していたし、コロナもあまり騒がれなくなっていて警戒もしていなかったので、バスの座席が隣席との間隔が近い、料金の低い夜行バスを予約したようです。そのせいかどうかは分かりませんが、多数の人間と何時間も同じ空間にいたこともあって、感染してしまったのでしょう。

 

大学のオープンキャンパスには、ほんの少ししか参加できず、東北観光もできず、新幹線のチケット代もかかってしまって、残念なことが多かったですが、T大学のスタッフさん達にお世話になったことや、息子が高熱ながらも自力で新幹線で帰って来られたことは、本当に良かったです。もし、高熱で動けないような状態だったら、東北まで迎えに行かなければなりませんでしたからね。

 

残念だった事を考えるより、有難かったことを考えるようにしました。私はT大学に電話し、お礼の気持ちを伝えました。オープンキャンパスには少ししか参加できなかったけど、お礼の電話をしたことで、返って、この大学と縁が出来たような気がします。息子にもそれを伝え、前向きな気持ちになってもらうことにしました。

 

とは言うものの、新幹線チケット代や、車で迎えに行ったときの高速道路の料金、病院の受診代と薬代。かなりの出費があったことは事実です。

 

がんがん仕事して、また稼がなくては!

頑張ります!!