こんにちは
今日は海外駐在の間、日本の自宅をどうしたのかと言うお話です
この辺の情報、ネットであまり見つけられなかったので書く事にしました。
海外駐在が決まると自宅を売って処分する方などもいらっしゃる様ですが、我が家は賃貸に出して貸しています
自宅は数年前に買ったマンションで、相場的に売ると購入価格より高く売れると言う“オイシイ”時期でした。
しかし、我が家は「売らない」と言う選択をしました
我が家が家を売らなかった主な理由
① 立地を気に入っていた
② 高く売れる時期=高く貸せる時期だった
③ 帰国時の家探しが面倒臭い
④ 今後万が一「癌」などになってしまうと、ローンを組めなくなってしまい、新たに家を買うのが難しくなる可能性がある
③④ は結構大きな理由でしたね。
ちなみに今組んでいるローンは“がん”になったら返済義務の無くなる特約付きです
夫のお母さんが40代で癌を発症しているので、“がん”めちゃめちゃ警戒しています
と言う事で売らない事にした我が家が次に考えたのが貸す事でした
近くに住んでいる親に管理をお願いする事も出来ますが、負担も大きくなるし、やはり水回りなどは使っていないと痛みが激しくなりそうなので、どなたかに住んで頂いた方が良いのでは無いかと思いました
そして賃料収入があればローン返済に充てられのも魅力ですよね
そうなると次に考えなければならないのが貸す方法
貸出の方法は主にこんな感じだと思います。
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転勤の間だけ家を貸す方法
① 親族・知人に貸す
② 勤務先に斡旋してもらう(社内貸出)
→うちの会社は今はこれやっていません
③ マンションの販売会社系列から賃貸に出す
④ 転勤専門の会社に依頼し賃貸に出す
我が家は①②のアテがなかったので、③④に問い合わせをしてみました。
どちらも貸し出し希望期間は2年(最短の駐在期間)、うちのマンションの貸出相場より2万円ほど安く設定して相談しました。
③の会社からの返答は「定期借家の場合、普通の家賃相場よりかなり下げないと借り手が見つからない。(うちの)貸出希望金額だと厳しいです」というものでした。
逆に④の会社は、「今賃貸物件が足りていない状況なので、そんなに下げなくても借り手が見つかる可能性があります」と言ってくださいました
さらに、ここの会社は最低2年の貸出しが必要だけど、その後は1日単位で契約延長ができて、帰国が決まった時に解約を申し出れば3ヶ月後には契約解除ができるとの事
こちらの好きな時期に契約解除を申し出れるのが素晴らしい
←この特約が付けれるのは、この会社だけだそうです
そして万が一こちらが契約解除を申し出ても入居者が出て行かないケースがあれば、「会社がお金を払ってでも出て行かせます」と言っていました
また、もしも入居者が中途半端な時期に転出してしまって、帰国まで1年無いかもと言う時期だと次の入居者を入れられない・・・
なんて問題が起こるかも?と心配したのですが、その時は短期専門の関連会社経由で、例えば家の建て替えの間だけ住みたい方などに貸す事もできるそうです
他にも諸条件がよかったので、賃貸の管理はこちらの会社にお願いすることにしました
賃料はほぼほぼ相場と同じで募集を開始すると、ありがたい事にすぐに何件か内覧希望のお申し込みを頂きました
(こちらの会社は申し込みがあった時点で勤務先などの審査を行い、審査に通った方のみを内覧に案内すると言う流れを採用していました。なので内覧後に審査に通らなくて貸せないと言う事は起こりません。)
その時夫は既に渡米していましたが、私と娘はまだ居住中で、家の中は引越し準備でカオス状態
「引越し終わるまでちょっと待って欲しいなぁ」と思ったのですが、最初にお申し込み頂いたご家族がウチのマンションにかなり興味をお持ちで、「他の人より早く見て絶対ここに決めたい
」と、かなり熱意を持っていらっしゃるとの事だったので、慌てて片付けて来て頂きました
いらしたのは近くに住むご夫婦で、うちと同じ位のお子さんが1人いらっしゃいました。
詳しくは書けませんが、ご夫婦とも安定した収入があり、賃料支払いは全く問題無さそうでした
元々うちのマンションの存在を知っていて、「ここ良いな〜」と思っていたんですって
お話ししてみてとても常識的で感じの良い方だと感じたので、是非この方達に借りて頂けたら良いなぁ、と思いました
既に事情は聞いていらしていると思いましたが、
我が家が海外駐在の間だけの賃貸である事
帰国の際には出て行って頂かないとならない事
駐在期間は2年位の予定でいるけど、それより短くなったり長くなる可能性もある事
万が一早く帰国しても2年は絶対にお貸しする事
などを確認としてお話ししました。
そして、「できれば駐在の間ずっと住んで頂けると嬉しい」と言ってみた所、「長い分には大歓迎!」と言うお返事を頂きました。
当時ご実家の離れ?の様な所に住んでいらしたのですが、そこが手狭になったのでご実家の近くで物件を探していたそうです。
うちが帰国になったら、「また近くで物件を探します」とおっしゃっていました
賃料も結構するし、借り換えるといちいち敷金礼金とかかるのになぁ〜と思ったのですが、家を買ったり建てる予定なども今は無いそうです
(恐らくですが、将来的にはご実家を建て替えるのでそれまで少しでも良い所に住んでつないでいきたいって感じなんだと思います。)
内覧にいらっしゃる前は正直、まだ住んでる所にわざわざ見に来るなんてと思っていましたが、色んな事が腑に落ちたので実際お会いしてお話しできて良かったです
私達が退去後、斡旋の会社がハウスクリーニングや現状確認の写真撮影を行い、その後すぐに入居して頂きました
ハウスクリーニングや撮影の他にも貸し出しに伴う諸経費が結構かかり、最初の2ヶ月は貸出益がほぼ無かったのですが (←後からの申請で返ってくるんですが、毎月結構な額の税金を引かれるのでそのせいもあります)、その後は順調に家賃収入となっているのでありがたいです
この会社は契約者専用のサイトから収支確認ができるので分かりやすくてとても良いです
以上、転勤の間だけ自宅を貸すと言う選択をした我が家が、海外転勤専門の賃貸斡旋会社を利用したお話しでした
最後に。我が家が利用した会社です。
転勤や海外赴任中の留守宅管理専門にやってます
株式会社リロケーションジャパン
https://relo-usefulcontents.jp
2021年10月1日にリロケーションインターナショナルから屋号変更しています。
後から気が付いたのですが、こちらの会社、ニューヨークのアパート探しでお世話になっていたリダック(リロ・リダック)の関連会社でした
我が家はたまたま上手くいったので良いことばかり書きましたが、全然回し者ではありません
体験談として書かせて頂きました〜
どなたかの参考になれば嬉しいです

