Y-S05 杉本博司 神秘域 ヨコハマトリエンナーレ2011 横浜美術館
ヨコハマトリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOUR のレポートです。
作品番号 : Y-S05(仮)
作家名:杉本博司(すぎもと・ひろし) 【日本】 1948年 東京都生まれ。立教大学経済学部卒、ロサンゼルス・デザインアート・センター・デザイン・カレッジ卒、ニューヨーク在住。
作品名:神 秘 域(かみ ひそみ いき)
制作年:2011年
関連サイト http://www.sugimotohiroshi.com/
Yokohama Triennial 2011 OUR MAGIC HOUR
Artist Name: Hiroshi Sugimoto 【Japan】
TITLE: Sacred zone
http://www.tokyo-source.com/interview.php?ts=49
写真家として認められた杉本博司さんは、それだけに留まらず、多方面に広がりのある活動をしています。
古美術への造詣も深く、今回は、それらと自身の写真などを組み合わせた、楽しいワールドを作り上げました。
本人作品もありますが、レディーメイドの配置をもって作品と成すというコンセプトは、
デュシャンへのオマージュとなっているそうです。
大変に人気がありながら、鑑賞に時間がかかるせいもあり、後半には撮影禁止となっていまったこの作品、
私も使える写真は初日でのこの3枚しか撮れなくてとても残念でした。
入口に「塩小売所」の看板がある入り口から、展示室は4つあり、最初の展示室は、石にまつわるものでした。
「落石注意、龍神村」の鉄製看板の下に、アメリカ大陸に落下した「ギベオン隕石」が置かれています。
近代に隕石が落下した時の映像も流されています。隕石落下によって壊れた車のライトも置かれていました。
隕石に注意しろって無理でしょっ!と、突っ込まれるのを待っているかのようなボケは、
さすが下町出身と思える気さくさを感じます。
で、「龍神村」っていう地名がなんともスピリチュアルです(笑)
2番目の展示室「海景五輪塔、スペリオル湖」 には、
クリスタルガラスでできた、五輪の塔があり、向こうにスペリオル湖の写真がありました。
80年代の「シースケープ」シリーズの写真ですが、クリスタルの塔を通して見ると、
魚眼レンズのように写真がゆがんで見えて、とても不思議な感覚が味わえます。
『眼は玉。地球も玉、目玉の後ろにある脳が接続されていて意識を発生させる。
目玉という水球を通して意識を世界とスクリーンに投影している。世界はたまたまあるに過ぎない。』
3番目の展示室「やなかんじ」は、
古い看板の「や」に向かって、右上に矢が配置されています。
天平古材(奈良時代)、蒔絵の矢筒(桃山時代)、矢(江戸時代)、やの文字(時代不詳)
『昔は栄えていたであろう古寺の、さびれきった門前町に、廃業して久しいおみやげ屋があった。
その軒先に、切り文字看板の「や」の字が、見捨てられたように落ちていた。
時間の矢は、過去から未来への一方通行。「や」の字は時間の矢に打ち落とされたのだ。
時の来しかたをたどるために、落ちた「や」を天平時代の古材に釘止めし、
桃山時代の矢筒を床に添え、江戸時代の矢を飛ばした。
時代の矢先は、今を通過中。近未来へと飛んで行く。その近未来は、なんとなく「やなかんじ」。 』
駄洒落のような、オヤジギャグのような・・・
4番目の展示室「放電場 128」は、最近の「放電場Lightning Fields」シリーズの作品です。
NHKの「たけしアート☆ビート」でも紹介されていましたが、
(たけし、アラーキー、杉本は東京下町出身で年齢も近く、すごく意気投合したみたいです)
カメラを使わずに、暗室で写真乾板の上で放電を起こし、直接閃光を焼き付ける方法が取られています。
その美しい造形は「神のアート」の風情があります。
杉本さんは、科学史に興味を持っていて、フランクリン、ファラデー、タルボットの電気発見黎明期の実験を、
アートとして再現しようとしているのです。
その写真の斜め上に、鎌倉時代の雷神像を配置してあります。
・・・なんだか、杉本さんの「どや顔」が見えるかのような構成です!
野村万作、萬斎親子が出演する、舞台バージョンの「神秘域」は、発売当日にほぼ完売。
私もチケットを買って、楽しみにしていたのですが、
父の急逝で帰省することとなり、残念ながら観劇は叶いませんでした。大型台風が来ていた頃でしたね。
使用機器:OLYMPUS E30
撮影日:2011.8.15.
撮影地: 横浜美術館 〒220-0012 横浜市西区みなとみらい3-4-1
Photo:松本由歌子
作品の場所へのアクセス
みなとみらい線「みなとみらい駅」 5番出口
又はクイーンズスクエア連絡口 徒歩5分
JR線、横浜市営地下鉄線「桜木町駅」 徒歩10分
地図のリンク
ヤフーマップ 【ここをクリック】
マピオン 【ここをクリック】
マップコード 8 736 391*36
ヤフー路線検索(乗り換え) http://transit.map.yahoo.co.jp/
ヨコハマトリエンナーレ2011 他の作品記事は、こちらのリンクからどうぞ!
http://ameblo.jp/yukko-i4r/entry-10979492016.html
ヨコハマトリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOUR -世界はどこまで知ることができるか?ー
YOKOHAMA TRIENNALE 2011 OUR MAGIC HOUR - How Much of the World Can We Know? -
会期 2011年8月6日(土)~11月6日(日)[休場日:8月、9月の毎週木曜日、10月13(木)、10月27日(木)] ※
開館時間 11:00~18:00 ※入場は17:30まで
会場:横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)、その他周辺地域
特別連携プログラム:BankART Life Ⅲ(新港ピア)、黄金町バザール2011(黄金町エリア)
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小田急百貨店本店 クリスマス・イルミネーション・スポット(東京都・新宿駅)


首都圏の冬の風景です
クリスマスが過ぎても、一部の
イルミネーション
は、まだ点灯
しています。
小田急百貨店毎年恒例の、窓を利用したイルミネーションです。
これは2010年の写真です。元々これは、電飾を使わず窓明かりを利用しているのですが、
2011年は更に省エネを進めて継続したとのことです(実際に見られませんでした・・・)。
ひとりで回るのには限界があるので(笑)ワンシーズンでくまなくなど回れないのですが、
ここはターミナル駅ビルでもあるので、次回またご紹介できると思います!
使用機器:OLYMPUS E300
撮影地: 小田急百貨店 東京都新宿区西新宿1-3
http://www.odakyu-dept.co.jp/shinjuku/
最寄駅:新宿駅
撮影日:2010.12.22.
Photo:松本由歌子
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2011.8.23. Music Exchange duo
LEGEND OF ROCK VOL.60
QUEER (as QUEEN)
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QUEEN(クイーン)のトリビューター、QUEER(クィアー)です。
ロンドン公演を間近に控えたQueerです!
ヒゲ面のオッサン「ではない」クイーントリビューターが、本国でどんな評価を受けるのか!
気になります!
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http://
QUEER 次回公演予定
日時:2012.2.4(土)
会場:Pipe Line (リバプール)
http://www.thepipelinebar.co.uk/
Legend of Rock 公式サイト
http://
使用機器:OLYMPUS E30
撮影地:Music Exchange duo 東京都渋谷区道玄坂2-14-8
http://www.duomusicexchange.com/
最寄駅:渋谷駅
撮影日:2011.8.23.
Photo:松本由歌子
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