肌のかゆみ、寒け、むかつき、

そして実際に嘔吐する…、

これら全て腎不全から来ているらしい。


胃腸が悪いとばかり思って、

2年前にお世話になった胃腸科へ行ったら

まさかの

「腎臓です。もう透析しかありません」

と、それ以外方法はないと言われたという父。


確かに腎臓の数値は

徐々に悪くなっていて、

透析は時間の問題と言われていた。


でもここ数週間で急にいろいろ症状が出て。

やはり悪くなるときって

いっきにくるのかな…。


胃腸科に行ったのも、私が

「それ、また胃潰瘍じゃないの、胃腸科行けば」

と言ったから行ったわけで。


でも腎臓はずっと悪くて

かかりつけ医にも毎月行ってたのに…。

先生は何も言わなかったんだろうか。

いや、確かに薬は増えていたけど。


診断の結果は当然のごとく

「人工透析を始めましょう」

という事で、

透析を始めるにあたって、

そのために血管をつなげる処置入院を

しなくてはいけない。


その手術ができる先生は

大学病院から来るらしく、その日が手術日になるので、日にちが決まったらまた連絡すると。


いよいよ透析となり、

父はかなり落ち込んでいた。

それこそ、「もう終わり」とガックリ来ていた。


そりゃあまあ、

透析が始まれば

週3回は病院通いが始まるわけで、

慣れるまでは確かにしんどいだろうけど、

90歳まで透析せずに済んだんだから…

と私は思うけど。


主治医も「お年の割にしっかりしてらっしゃいますね」と言ってたから、

90歳にしては元気なほうなんだろうか。


でもやはり私にしてみれば


ここ1.2年、急激に衰えたなと思うし、

やはりガックリ来たのは

吐血性胃潰瘍で入院してからだと思う。


歳を取れば取るほど

大病をするかしないかで

晩年が本当に変わってくるんだなぁと思う。


そして認知症の母は

なぜ父が入院しなくてはいけないのかが

よくわかっておらず、

おまけに耳も遠くなってるので

話がトンチンカン。


でもそれが

緩衝材にもなって、家が暗くならずに

すんでる気がする今日この頃。

何が幸いするか

わからないもんである。