父がずっと体調が良くない。

食欲がないし、

ムカムカするし、

吐き気もするという。


2年前に吐血性の胃潰瘍をやっているし、

元々胃腸が弱いので、

「もしかしたらまた胃に何か問題があるんじゃないの?念のため、胃腸科行って胃カメラとかしたほうがいいんじゃないの?」

そう言って、2年前にお世話になったクリニックを受診させたのだけど…。


予約を入れてないので、

当日朝イチ、9時前に病院へ。


そして帰ってきたのが

何と午後2時過ぎ。


「混んでた?時間かかったねー」

と言うと、

「今日、レントゲンやら超音波やら胃カメラやら、全部やった」と。

そして

「胃はどこも悪くない。それより腎臓の数値が悪すぎる。至急かかりつけ医に行って、人工透析の相談をしたほうがいいと言われた」と。


元々腎臓は悪くて、

透析の一歩手前だと言われていた。

でもまさか、気持ち悪さとか、

肌が異常にかゆいとか、

吐き気がするとか、

それが全部腎臓からきていたとは。


とりあえず

かかりつけ医を予約して

透析の相談をするしかない。


ただ、胃腸科の先生の様子から

もう透析をしないという選択はなく、

それどころか一刻も早くかかりつけ医へ、

という感じだったらしく、

とうとう父も

弱音を吐き出し、「この世の終わり」みたいな

悲壮感が漂いだした。


でもねぇ、お父さん、

もう90歳だからねぇ〜

とは思ったけど。

言わなかったけどね。


つづく。