群ようこさんの本に出てくる言葉。
「老後って、いつからなんだろうね」
本はまだ読み始めたばかりなんだけど
読んでて身につまされるというか…。
ウチの両親は
2人とも85歳を超え、まさに老後なんだけど。
若いときに2人とも
本当にお金が無かったらしく、
節約節約の生活習慣が抜けず、
年金生活となった今も無駄遣いはしない。
(母は収入があったときはそれなりに散財してるが)
で。
昨日から
寒波で寒いんである。
築50年超えの日本家屋は。
でも、エアコンがついているのは
リビングだけ。
キッチンにはガスストーブがあるけど
これも基本、人がキッチンにいるときしか
つけないので寒い。
そして普段私がいる2階も
電気ストーブしかないので
部屋は暖かくならない。
本当は2階にもエアコンをつけたいんだけど
無駄遣いをしない両親の手前、
なんとなくつけずらいというか…。
群ようこさんの本に出てきた、
高齢の両親と同居する男性も、
両親の部屋のエアコンが故障したので
早く直せと言ったのに
「お金がもったいないからこのままいい」
と言われ…
というくだりがあるけど、
ウチの両親もまさにそんな感じで。
もう、おいさき短いんだから
ほとんど一日を過ごすこの家を
もうすこし快適に暮らせるように
せめてリビングの窓を二重サッシにするとか
寝室にもエアコンをつけるとか
すればいいのにと思うけど
「もういい」
「もったいない」
「おまえは贅沢だ」
と言われる。
でもさ、85歳まで現役で頑張って働いたんだから
もう少し贅沢すればいいのに…
と思うけど。
両親をみていて
ほんと、
「老後って、いつからなんだろう」と思う。
周りの友人知人も
自分たちはもう現役引退する年齢なのに、
多くの人は
親の世話をしている。
親がお金を持っていればまだいいけど
貯蓄がない人は収入が途絶えると
途端にジリ貧になるので
結局まだ働いている人が多く、
そうなると60代なんて
もはや老後とは呼べなく…。
でも最近、50代、60代で突然亡くなる人も
多くて、
そうなると、老後なんてないわけで。
ホント老後とか考えても仕方がないというか、
考えないほうがいいんじないかと
思う今日この頃なのでした。