私の年代になると
ほとんどの人が親の介護をしている。
その症状はさまざまで、
身体介護だけの人もいれば
ウチみたいに
認知症を発症している人もいる。
でも話を聞いても
全く参考にならないというか、
症状がそれぞれ違い過ぎて…。
最近の母は
ボーっとしていることが増えた。
手にもあまり力が入らないようで
袋を破ることもできない。
テレビをみていてもうわの空で
そのうち寝てしまう。
昔から暑さには弱かったが
ここのところ、
ほとんどといっていいほど寝ている。
思うんだけど
キッチンのすぐ横が寝室なのが良くないんじゃないか。
台所仕事をしていてもすぐに
「ああ眠たい」とか
「ああ疲れた」と言っては
ベッドで横になっていた。
認知症は確かに進行してるんだけど
これは本当に認知症なのか?
と思う。
いや、確かに認知症ではあるんだけど
「老人性ウツ」でもあるんじゃないかと。
何か言っても前は
「ああ言えばこういう」人だったのに
それさえなくなってきた。
足が悪くてひとりでは歩けない…
というのもあるだろう。
でもこれも
「リハビリしないと歩けなくなるよ」
「散歩ぐらいしないと歩けなくなるよ」
と口を酸っぱくして言ったのにやらなかったんだから自業自得だとも思う。
それわどこまでわかっているのか、
それさえ理解できていないのか、
それとも歩けなくなったことにショックを受けているのか、
私にはわからないけれど
最近の母の衰えは酷くて、
父は父で腰椎骨折がなかなか完治しなくて、
そんな両親とべったり生活するのは
なかなかしんどいものがある。