相変わらず文句は言うけど
なんとか毎週デイサービスに行くようになった母。
母を送り出し、リビングでまったりしてると
「かかりつけ医に提出する書類を記入してくれ」と父が言う。
母の、認知症認定のための書類だ。
今の母の様子を父と話しながら記入していった。
そこで思ったのが、
やはり夫婦である父と、親子である私の、
母への想いは違うし、
また考え方も違うんだなぁ…ということ。
ぶっちゃけ言うと、
私はもう「なるようにしかならないし、言っても聞かないし、できないものは仕方ない」と思っている。
だって母は「認知症」という病気なのだし、それを私たちの努力で進行を抑えることなどできないのだから。
いくら「頑張って歩かないと歩けなくなるよ」
と言われても、本人が歩きたくないんだから仕方ないと思う。
だって、私はアウトドア派で、天気のいい日に1日家にいることのほうが苦痛だし、散歩も好きだけど、
元々家にいるほうが好きで、歩くのがキライな人に
「歩けなくなるなるから散歩行こう!」
と言ったところで行くわけないと思う。
少し前までは、
週に一回は歩かせる目的で
スーパーへ一緒に買い物へ行ってたけど
これだって毎回必ず
「あなたがいってらっしゃい」
「私は留守番するから」
と言われて、それをなだめすかして
やっと出かける…という感じだった。
だけど2月に
愛猫レオが病気で入退院を繰り返し、
私に余裕がなくなってからは
買い物にもいっさい誘わなくなったし、
今はストレスもあって昼間、私はほとんど二階の
自室にこもって母の話し相手もしていない。
「このままだと歩けなくなって、寝たきりになるんじゃ…」
と父は言うが、正直私は
「そうなったらそうなったときのこと」
と思っている。
本人がもう
「そうなりたくない」という判断が
できなくなっているんだから、
そしてそうならないためにこちらが努力しても
それが報われなくてこちらにストレスが溜まるばかりなら
もうこれ以上のストレスが溜まらないようにしないと母との同居は無理だし、
私のメンタルがもたない。
だから
「なるようにしかならない」
と思ってるけど
もしかしてこれって
「冷たい」のかな?とちょっと思った。
でもね…、
それでなくても私は以前から母に対して
あまりいい感情を持っていなかったし
学生のときは
親の元から離れることしか考えていなかったし。
だから私は母に対して冷たいんだなぁと
今日の父との会話で痛感したんである。