「明日から東京だから」(本当は途中下車して京都に数日滞在する)

と言うと「そう言わないでずっといてよ」

「誰が明日からご飯作るの」。


わかるよ、わかる。

私だって毎日毎日、ご飯作ってると嫌になるもの。それをお母さんは何十年も続けて来たんだものね…。


しかし、さっき。

お風呂から上がって髪を乾かしていたら

寝ていた母がトイレに起きてきて

「そういえば、お正月はどうするの?」

と聞いてきた。


お母さん…。

もうここ何年も、年末年始は実家で過ごしていますが。

さらに「二階で3人寝るのは無理でしょう」だと。

いやいやいや、ダンナはもう何年もこっちには

来てないでしょう。

さらにコロナ禍だったから、夫は自分の実家にさえもう2年帰省していない。


それを説明したら今度は

「おせちはどうする」ときた。

もう、頼んでありますから。


認知症って、最近の事とか、今日あった事は

忘れちゃうけど、ずっと習慣としてやってきた事は忘れないみたいだ。


だが問題はその後。

「明日、歯医者に電話してよ」


は?

私、明日上京するって言いましたよね?

確か先月も、私が移動するその日に美容院の予約を入れて「車で連れてってね」と言った。


なんなんだ、これ。


数日前も、「今日は仕事で1日2階へこもるから」

と言った日、

「ちょっと!お父さんが脚立で何かしてるから手伝ってよ」とか、「買い物行こう」とか言い出す。


そして今週は火曜と金曜日に体操教室の送り迎え

、木曜日は父の用事でホームセンターへ行き、そのあとスーパーに買い物。


出かけるときは、出かけるまでに時間がかかるし、出かけると母のゆっくりペースに合わせるから

買い物だけでも2時間近く時間がかかる。


仕事に集中できない。

なのに年末だからいつもより前倒しで

仕事を進めなくてはいけなくて。


そんな中、今週は私自身の体調もあまり良くなくてちょっと体がしんどかった。

二日間ぐらい、何もできなかった。


介護と仕事の両立は

やっぱり私には無理だと痛感した。


いやね、体調悪いときは

こっちが誰かに世話してほしいよ、ホント。


救いは父の体調が良くなった事。

おかげでしばらく実家を留守にできる。


リフレッシュしてこよう!