ぶっちゃけると、二十代の頃、中年女性のたるんだ体を見て
「どうしてあんな体で平気なんだろう」
「痩せたい〜って言いながら、嬉しそうにケーキ食べて、痩せるわけないじゃん」
「運動、すればいいのに」
と思っていました。そして
「私は絶対にああならない」
と思ってました。

でも今自分が更年期を過ぎ、
老後の生活を意識せざるをえない年齢になった今、
自分の体はどこもかしこもたるんでいます。

なんなら、体だけじゃなく、生活も、メンタルもたるんでいます。

でも、
今が一番自由だし、
なんなら、たるんだ体で堂々とオシャレしますし、
バタバタとみっともないテニスをしますし、
若い頃に着なかったピンクのウエアも着る。
でも、いいんです、自分が楽しいから。

三十代のとき、着付け教室に通いました。
院長先生はそのとき七十代でした。

忘れられない、お言葉があります。

「その年齢になったからこそ、見えてくる事がある」
「幾つになっても学ぶことがある」

本当にその通りで、
だからやはり自分より長く生きている人のことは
まずはリスペクトしたほうがいい。
(もちろん、例外はたくさんいるけどね)