ホームページつうか、サイト。

 

特に私みたいに営業が苦手な人間は

SNSで発信する、サイトで発信する、ブログで発信する、

って本当に大事なんだなと。

 

っていうのもですね、

今日、サイト経由で仕事の依頼があったのですよ。

 

それは過去にお仕事をご一緒した雑誌の編集さんでした。

見覚えのある名前だったんだけど、

gmailにメールが来てたから「エッ?」って思って。

 

というのも、

私はライターという仕事を始めたときはniftyを、

そしてその後はso-netのアドレスをお仕事用に使っていて。

gmailを使うようになったのは関西に来てからなので

なぜ知ってるのだろう?と。

 

考えられるのはサイト経由しかない。

案の定、そうでした。

 

私は本当に自分のことを、こと仕事となると語ることができない人間で、

それは「編集やライターという仕事は黒子」と言われて仕事をしてきたから

それが体に染み付いているからで。

 

でも時代は変わった。

自分のことは自分で発信していかないと。

ライターだって絶対に儲かる仕事ではないのに、

相変わらずなりたい人、そして今は副業的にできてしまう業種だから

安いギャラでもやりたい人はいっぱいいる。

 

だからこそ、自分は何ができるかを

発信していかないと

仕事はどんどん先細りになる。

 

それはヒシヒシと感じていて

今年に入ってやっとのおもいでワードプレスで自分のサイトを作った。

正確に言うと自分で作ったのではなくて作ってもらった。

そしてまだ完成していない。

だけど、それでも

どうにか最小限のプロフィールと写真を載せて

お問い合わせ先(連絡先)を入れておいたら

なんと!

過去お仕事をしたことのある編集さんが

私のことをネットで検索して連絡をくれた。

 

実はそろそろ営業に行こうと思っていたんだ。

持っていきたい企画もあるし、

やってみたいテーマもある。

それを別の編集者に話したときも

「うだうだ言ってないでちゃんと企画書作りなさい、そしてまず知り合いの編集さんに会いに行きなさい。

1社でダメなら次に行く。1社、2社でその企画が通ると思うな」と厳しいお言葉をいただいた。

 

いやー、わかってるんですよ、元編集者だから。

だけど、営業、やっぱり苦手。

だったらせめて、ブログやサイトで発信していかなきゃだよねえ。

 

 

ところで、検索して私に依頼のあったお仕事ですが。

「すごいね!」とか「人柄だね!」とか言ってくれる人もいるけど

それはちょっと違う。

だって私よりいい文章を書くライターなんでゴマンといるもの。

じゃあなんで私に来たかって?

それは編集さんが「女性の医療」について書ける人を探していたから。

もひとつついでに言うと、書けるだけじゃなくて

ドクター探しから取材依頼、イラストレーターへの依頼、編集作業、

それをまとめてお願いできる人を探していたから。

 

私が最初に入った編集部は妊婦雑誌を作っていた。

その後フリーになったとき、妊婦雑誌を作っていたおかげで

他の人より女性の体については詳しかったから

そっち方面(女性の生理とか、ホルモンとか、更年期とか)の取材仕事がどうしても多くなり

必然的にそっち関係は「森田さん」ってな感じになっていった。

 

それはフリーランスになるときに言われてはいた。

「得意分野があると強いよ」って。

でも別に得意でもなんでもなくて

たまたま入った編集プロダクションが妊婦雑誌をつくっていたから

その流れでそうなっちゃっただけなんだけど。

それに、それ以外のやってみたかったインテリアの仕事は全くこなかった。

当たり前だ、経験がないんだもの。

 

でも今振り返ってみると

妊婦雑誌を作っていたおかげで

わかりにくいドクターの専門的な話をわかりやすく平坦な文章にする訓練もできたし

テーマが普遍的で決まりきっている(流産、早産、帝王切開など、内容に流行や大きな変更はない)から

毎月毎月企画を出すときには切り口や見せ方を考えるしかなく、

でもそれが今すごく役立っている。

 

 

ということで。

久しぶりに雑誌の仕事が始まります。

どのくらいシステムが変わっているか、若干の不安はありますが

せっかくお声がけいただいたのだから

期待を裏切らないよう、精進していこうと思います!

しかし、嬉しかったなあ。

やっぱり、私、雑誌のお仕事が一番好きかも!