本当はゴールデンウイーク、実家に帰省予定でした。

 

ところがゴールデンウイークの最中、「横浜の姉が亡くなった」

と母から電話。

 

もう長いことアルツハイマーで施設に入っていましたし、

年齢も90歳越えだったので

みんなに覚悟はできていたのですが

 

さて、ゴールデンウイークの帰省予定、どうする?

母は「帰ってきて、そのまま一緒に横浜まで行けばいい」

と言いますが、いかんせん、それをすると実家には2日しかいられないし、

交通費もバカバカしい。

 

なので私は京都から合流することに。

 

だけど、福岡県に住む、母と母の姉とそれこそ三姉妹のように親しくいてた

すーちゃんも、きっと最後のお別れに行きたいに違いない。

 

ウチの両親も、そしてすーちゃんもみんな80歳越え。

 

ということで、結局新幹線とホテルの手配を私がすることになりました。

 

喪主である横浜のいとこと電話とメールで斎場の場所を聞き、

一泊なのか、二泊なのか、確認し、

福岡から来るすーちゃんの宿泊はどうするのか、

新幹線のチケットは取れているのかどうか、

それこそ何度も何度も電話をし、

忘れていないか確認し(年齢的にすぐに忘れる)、

結局ゴールデンウイークはそれですべてつぶれた感じ。

 

ただ、ゴールデンウイークだから新幹線も取れるかどうか…

と言っていたのに、奇跡的に2日前に切符を買ったすーちゃんが

両親のとった席の横が空いていたという、

これは一体どういうことか…と思うようなこともあり。

(その1日前に手配した私は同じ列車が取れなかった)

 

予定通り、当日は無事新幹線に乗車し、

一足早く新横浜に着いた私はホームで3人と合流。

そこから在来線を乗り継ぎ、川崎まで…。

 

これが、普通にあるける大人なら、なんてことない乗り継ぎですが

全く地理のわからない高齢者を、しかも4人ともキャリーバッグを押しながらの

乗り換え…。

ええ、大変でしたとも。

 

まあ、通常の倍は時間がかかると思っていた方がいい。

先日の京都旅行でも母は歩くのがしんどそうだったが

今回は楽しい旅ではないのでなおさらめんどくさそう。

 

川崎駅に降りてからがまた大変。

駅からすぐのホテル、

と言われたけれど、

都会の駅って、広いでしょ。大きいでしょ。改札、いくつもあるでしょ。

わかりゃしない。

それはそうと、川崎駅がすんごい綺麗になっててビックリ。

私の知っている川崎とは全然違ってて。

考えてみたら川崎に来たのってもう15年以上前なんだーと。

 

さて、お通夜が夕方6時からだったのですが、

ホテルにチェックインしたのが4時頃。

そこでですねー、なんと皆さん、お疲れで、お昼ねなんかが始まっちゃうわけですよ。

 

やはり高齢者には長旅はそれだけで疲れるんですね…。

 

6時からだから、余裕をもって5時半にホテルを出ればいいかな、

と思っていました。

ホテルから、ゆっくり歩いても15分ぐらい、じゃあ余裕をみて30分…

と思っていたらとんでもなかった!

 

しかもね、支度がこれまた時間がかかる。

出る間際になって、ああ口紅塗ってなかったとか、

もう1回トイレに行っておこうとか。

父は父で時間が気になって、目的地に向かってどんどん歩いて行くし、

すーちゃんは途中で「あ。葬式用のハンカチ忘れた。途中のコンビニで買う」とか言い出すし、

母は母で「どこまで歩かせるんだ!遠い!」とか「いったいどこへ行くんだ?」とか言い出すし

地図はもらったけど、どう見てもこれ、駅から徒歩で5〜10分であるける距離じゃないよねー」

と思うような距離だし…。

 

結局、やっと斎場に着いたのは6時10分。

ええ、遅刻ですよ、遅刻。

ああ恥ずかしい…。

 

つづく。