私は小5と小2の兄弟を家庭教師しているんですが、
よく「小2に何教えるの!?」と聞かれます。
まぁ確かに私が友達の立場だったら不思議に思うと思います。
ここには書いたと思いますが、
私が主に教えているものは
日記
です。
how to write a good nikki
みたいなw?
うわーなんて楽なバイト![]()
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
日記を教えるってのは非常に難しいことだとつくづく思います。
その子のクラスでは、よく書けた日記を学級通信みたいなのに先生が載せるんですが
どうやらカテキョ先のお母様は、ぜひそこにちょくちょく載るような日記を
書いて欲しいようで。載るとすごい喜ばれます。
しかし、子どもたちはそんな親御さんの気持ちを他所に、
まずは
「日記書きたくなーい」
から始まります。
で、いざ書き始めると以下の3パターンのどれかになることがほとんど。
1. 「~ました。~しました。~ました。またしたいです。」
という読んでて全く面白くない”ました”系日記。
2.「先生~、次何書けばいいーーーー?」と、一文一文私が言ったことを書き写そうとする。
先生頼んだ系日記。(注・出来上がりは素晴らしい)
3.口語体炸裂日記。 小2だから仕方ないという部分ももちろんありますが、
でも”炸裂”なんですね。これはちょっと例を挙げにくい。すまん。
このパターンに陥っちゃう前に、
うまくこう誘導して、適度に口出ししてってことをやってる感じです。
仕方ないときは、「ここ書き直し」って私が消しちゃって書き直しさせたりすることも。
ただ、
この間はパターン1の日記をその子ががーっと書いてしまい、
もう直したくない、消したくないと言われました。
その日は友達と学校中を走り回っていろんなとこに行ってみた、という日記。
うーーん、、、、どうするべか
今日は大事な算数の宿題をこの後やんなきゃいけないから
無理矢理日記消して機嫌損ねられても困るし、、、
そこで私は最後に一文付け足すようお願いしました。
「ねね、お願いなんだけどさ★(きもw)最後に、
『気がついたらぼくたちはいっぱい汗をかいていました』って付け加えてくれない??」
「いーよー」
そして見事、この日記は学級通信に掲載されたのでした(´0ノ`*)
とまぁ、こんな具合にやってます(;^_^A
何が言いたいかというと、要は先生の力量不足ってことですね。
私は小さいとき日記書くの大好きだったから
日記書く楽しさとか伝えられたらいいなと思ってはいるんですけど、
それはなかなかうまくいかない、切ない片思いに終わっています。
でも学ばされることも多いんだ、日記教えてて。
この間学校でさつまいも掘りをしたらしいの。
で、例の小悪魔ちゃんが
「(土には)虫がいっぱいいて・・・」
って書いたから
てっきり私は
「気持ち悪かったです」
って書くんだと思ったら
「虫がいっぱいいて、あぁいい土だなと思いました」
って。
おぉ素晴らしい!
と思った私はめちゃめちゃ褒めたのですが、
さすが小悪魔ちゃん。
「わたし、この文章はよく使うんだ」
小悪魔ちゃんの日記は小悪魔です。
先日授業参観があって、
超大物&多忙なパパが1時間だけ参観に来てくれたらしいの。
そのことをすごい日記で喜んでて
「おとうさんはいつも忙しいのに・・・してくれて、とてもうれしいです。」
とかおとうさんを絶賛してて。
毎日日記を書いたら親のサインとコメントをもらわなきゃいけないから、
お父さんが読んだらこれはさぞかし喜んでくれるだろうと思い、
「これはおとうさん喜ぶねぇ★」と言ったら、
「うん、だってお父さんに泣いてもらうために書いてるんだもん(にこっ♪)」
末恐ろしい。
色々勉強になるんだよなぁ。。。
日記の内容にも色々フラッシュバックさせられたりするしね。
例えば授業参観について書いてると
自分の若かりし頃の授業参観を思い出したり。
私は小学校の時の授業参観って全然覚えてないんだけど、
中学校の時のは鮮明に覚えています。っていうか中1の授業参観だな。
その日は理科の授業参観で、いつもめっちゃ字が汚くて
服もなーんか冴えないのを着ていた理科の先生が、
授業参観の日だけ、
黒板には予めめちゃめちゃきれいに板書をしておくわ
普段見たこともなかった白衣を着てるわ
声は大きいわ
でびっくり&大爆笑
みんなで「〇〇ー(先生の名前)かっこつけるなーw!」
と言いまくりましたw
・・・そんな記憶しかないw
日記を書くって、特に小さい時にはとても大切なことだと思う。
だから、所謂数学や外国語の家庭教師に比べて
知識も必要ないし、楽なのかもしれないけど、
私は日記を教えられることをすごく嬉しく思っています。
文章を書く楽しみ、思い出を綴る楽しみ、
新たな言い回しや語彙をを取り入れてみる楽しみ、(小2には難しいかもだけど)
それから学級通信に載る喜びもw
日記って楽しいっって思ってもらえるような、そんな教え方が出来れば、
私の存在意義も少しはあると言えるのではないかと思っています。
そんなことを考えながら毎回戦争指導しています