って昔からなんか好き。
カーッと暑い昼間からちょっと落ち着いた雰囲気になって、
物哀しくもあるけど、でもまだ賑わいは冷めなくて。
そんなアンバランスさとか、
夏らしいクリアな夕方の色とか。
そんなところが、自分がちょっと厭世的な気分でいる時に
切なく感じられるのかな。


「感傷」という日本語が好き


インターナショナルスクール時代に書いた、感傷がテーマの長編レポート

万葉集の時代くらいから、感傷という感情が見られるといえる句を集めて、
現代のものまで並べて分析

は今考えてもすごくいい作業だった。

人にはなぜ感傷に浸る瞬間が訪れるのか、景色の美しさに敏感になるのは
感傷に浸った時なのかそれとも景色の美しさに感動して感傷に浸りやすくなるのか。


英語ではsentimentalって言葉を使いました。
でも日本語でいう感傷にはやっぱりしっくりこないなぁなんて思った記憶があります。

感傷に浸る瞬間ってすごく好きです。
心が澄む気がする。
切ない気持ちを客観的に見られる気がする。

夏の夕方は、深い感傷に浸る訳じゃないけど、
一瞬頭の中にすーっと息が吹き込まれる感じなんだよね。

感傷に浸るって、弱々しいイメージもあるかもしれないけど、でもとても繊細で、
なんだか素敵な表現で私は好きなんです。

そんな感情をちょっと味わってる、夏の夕方です。

インターンを終えて、また色々考えます。