人と比べてしまうこと、ありませんか?
 

 

 


今日は『スキップとローファー』

江頭ミカちゃんを通して、
“ちいさな気持ち”を

一緒に感じてみたいと思います。

 

 

 

入学式の日のこと。

 

 

みつみちゃんに

話しかけられたミカちゃんは、
そっけない返事。

みつみちゃんがイケメンの志摩くん
仲良くしているのを見た途端に、
「連絡先、交換しない?」
と急にフレンドリーになります。

志摩くんと仲良くしたいミカちゃん



志摩くん
仲良くしているみつみちゃんに対して
「真に受けない方がいいよ」

なんて、
ちょっと刺さる言葉を言ったり…。

 

 

 

 

一見、「なんか嫌な子…?」と思われがちですが、
その内側には、

誰もが共感できる“心の動き”があります。

 

 

 

 

ミカちゃんの揺れる心は、
ある日、
映画に行く場面でも現れます。




地味な服装のみつみたちを見て、
ちょっと見下すような気持ちになったかと思えば、

 

 


美人なゆづちゃんを見て、
必死におしゃれした自分が

急に惨めに感じてしまう

 

 

 

 

人と比べて優位になったり、
逆に比べて落ち込んでしまったり。

 

 

 

そんなふうに、心が行ったり来たりする感じ。

 

 

 

 

そんなミカちゃんの気持ちに触れた時
感じたことのある気持ちを一緒に思い出す

 

 

 

 

「私はダメだ。
 私は価値がない。
 私は惨めだ。

 わかるよ。
 その気持ちすごくわかるよ。
 その嫌な感じ………

 その気持ち感じたくないよね。
 辛いね。苦しいね。」

 

 

 

 

ミカちゃんに寄り添うに
私自身に寄り添っている

 

 

 

 

ミカちゃんが感じた感情を
私も一緒に感じて
ミカちゃんに寄り添うように
実は
自分自身にも寄り添っている

 

 

 

 

ミカちゃんの感情を通して
ミカちゃんに共感することを通して
私自身に共感して
私自身に寄り添っているのです。

 

 

 

 

もし、あなたが
誰かと比べて苦しくなった時には




「辛いんだね。
 比べてしまって自分をダメだと感じているんだね。
 感じたくないよね。
 辛いね。」



ってただただ
感じていることに気づいてあげて
自分に寄り添ってあげてください。

 

 

 

無理に
「そんなことないよ。
 あなたも素敵だよ。」
なんていう必要はどこにもないです。

 

 

 

 

ただただ寄り添うだけで癒され
そして自分に寄り添ってもらうだけで
前を向けます。

 

 

 

 

そして私は思うのです。

人と比べてしまうこと。
そんな自分を嫌だと思ってしまうこと。

 

 

 

 

それって“人間らしさ”そのもの
黒い感情であっても
それらを感じる人間を
美しいと思うのです。

 

 


📘 引用作品:
『スキップとローファー』高松美咲/講談社

 

 

 

 

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