こんにちは。
前回の続き
三浦しをんさん原作の

『舟を編む』
映画化もされ
ドラマ化もされ
アニメ化もされています。
身近すぎて、
当たり前すぎている
言葉
言葉について
深く考えている
辞書編集者になる
馬締三也(まじめみつや)さんや
周りの方々との
触れ合いを通して
私自身も
言葉について
深く触れることができる時間に
なりました。
原作は小説ですので
言葉で心情の変化や状況が
丁寧に描写がされていると思うと
さらに辞書や言葉に
深く触れることが
できんだろうなと
思います。
物語は
主人公の馬締さんの
言葉から始まります
茫漠とした言葉の海
海を渡る術を
もたない 僕たちは
そこで ただ
たたずむ
誰かに 届けたい思いを
言葉を
胸の奥に しまったまま
辞書とは
その海を渡る
一艘の舟だ
辞書のことを”舟”とし
その辞書を作っていくことを
”編む”として
『舟を編む』という物語が
はじまります。
今回は
アニメ全11話中の第2話
下宿先の大家さんとの
心温まる
会話のシーンから
私が感じたことを
書いていこうと思います。
第2話 逢着(ほうちゃく) より
営業部から辞書編集部に
異動した馬締さん
帰宅した際に
元気のない馬締さんと
下宿先の大家さんとの
食事シーンです。
大家さんが話す言葉が
とても暖かく
私の胸をズキューンとしました。
また
人や子どもにアドバイスするときに
参考にしたいと思ったので
紹介します。
馬締さん
『辞書は好きですが
一人で書店を回ることが
多かった営業部とは違って
辞書作りは
全員で協力する必要が
あるんです。』
『それのどこが問題なの?』
『端的に言って
うまく辞書編集部に
馴染めるか不安です。
それに
期待に応えられるだけの
辞書を作る能力が
本当に
僕にあるのかも・・・。』
『いい年して
よくもそんなことで
悩めるねえ。』
『おかしいですか?』
『いや。
みっちゃん(馬締さん)らしいな
と思って。
みっちゃんはさ
職場の人と仲良くなりたいんだよ。
仲良くなって
いい辞書を作りたいんだ。』
『なんでわかるんですか?』
『そこはほら
みっちゃんと私は
つうかあの仲だから。』
(中略)
『いつも通りでいいんじゃない?
みっちゃんは
頼めば電球変えてくれるでしょ。』
『それはもちろん。』
『私が誘えば
遠慮せず
ご飯を食べにきてくれたりもする。
おんなじように
頼ったり
頼られたりすれば
いいと思うよ。
私だけじゃなく職場の人とも。
みっちゃんが
一所懸命
みんなに気持ちを伝えれば
みんなも
一生懸命応えてくれる。
世の中ってのはそういうもんさ。』
大家さんは
馬締さんの悩みから
馬締さんが
本当に願っていることを
言葉にし
いつも通りでいい
と言っています。
大家さんのアドバイス
素敵ですよね。
その人の中にあるもの
もうできているよ
ということを
例を出して
言葉にすることで
気づかせているんですね。
そして
頼ったり
頼られたりすればいい
頼ることがなかなか
できない私にとっても
ズキューンと胸を
刺されました。
その後
馬締さんは
この言葉で
同僚の西岡くんとの関係を
つくっていくのです。
次回は西岡くんについて
書きますね。
最後までお読みくださり
ありがとうございました。