翌日、目を開けると、

ドラマのワンシーンのような光景が広がっていました。

目に入ったのは、
飾り気のない病院の天井、

そして、ベッドを囲む、見たことある顔…

父、母、姉、妻、義父、義母、義弟、
そして、ドクターらしき先生がお二人と、看護師さん達…

夢かと思った…。

意味がわからない。


でも、
みんな泣いている。


わからない…。。


上司らしきドクターが口を開いた。

私の胸のあたりを大きな手で、優しくさすりながら、
ゆっくりと伝えてくださった。


「あのね、○◯さんは、白血病でした。
これから長い闘病生活が始まるから、
頑張りましょうね。」

と、だけ。

温度感もない言葉。

きっと私、患者に、期待や不安を与えないための伝え方が、そういう言い方だったなだろうと、
しばらくたってから理解しました。


そのまま、病室が慌ただしくなり、
マルクがはじまった。

なにもわからず、なにより心が追いついていないまま、
うつ伏せにされ、
腰に太い麻酔。。
痛い。

そして、さらに太い針を刺され、

声も出ない感覚。。
髄液を抽出。

医師より、
「詳しい結果でるまで、お待ちください。」と言われ、
しばらくは1人部屋に収容。

入院なんか30年間、したことなかったのに、
なんだろうこのへんな感じ、そして
とにかく落ち着かない、不安な感じ…

2時間後、また医師より、部屋に呼ばれると、

「ご家族様だけきいてください。」と、私は入ることもできなかった…。

そこでは、やはりドラマのようなやりとりがあったと聞きました…

私には希望があるの…?
ないの…?

そんな考えに全てを占領され、
その時は、自分と家族のことだけで98%、
仕事の2%はどうでもいいとすらおもっていました…。

そして