以前にも一回登場した、生徒Iさんの話。
彼は今84歳で、週二回、30分ずつ個人レッスンに通っています。
筋力の低下で町を歩くのが怖くなったので、もうダンスのレッスンに通うのをやめようか、と、時々迷っていらっしゃいました。
歩くのもふらふらするし、階段はめまいがして怖いし、という彼に、私は1年くらい前から普通の歩行[E:foot]のレッスンを始めました。
ただ歩く、というのを教えるのは生まれて初めてだったのですが、ダンスの重心移動と体の使い方をヒントに、アドバイスをしていったのです。
膝下だけで歩いていた一年前と比べ、姿勢も顔色もよくなって、すっかり元気になってきたIさん[E:upwardright]。
近頃は、毎日50分の散歩もちっとも疲れなくなり、
同世代の仲間と行く温泉旅行でも、姿勢と歩き方をうらやましがられたとか。
姿勢の悪い若者やサラリーマンを見かけると、注意したくなるとも。[E:happy01]
個人レッスンで踊ることはめっきり減ったのですが、毎回どんどん元気になっていくIさんを見ていると、ダンスの先生やってて良かったな~[E:shine]って思います。