眠れたのか眠れんかったのかよくわからんが、3時頃からみなさんごそごそ登山の準備をし始めてたので自分らも起きた
若い時はなんぼでもでも寝れたのにね
数年前、槍ヶ岳登山の時、槍沢ロッジで9時間も寝てしまったのが懐かしいです
朝ごはんは前日にお弁当を配られており、4時になったらお味噌汁が出てくるので勝手に食べてくれ、というスタイルであり、冷えたお弁当を食べます
で、5時過ぎには山荘を出発し、林道を歩いて駒仙小屋に向かう
駒仙小屋のテン場
もう出発した人が多いかも
甲斐駒は長丁場であり、ガイド本にも仙水小屋に泊まって1泊2日をおススメしてある
しかし、仙水小屋、なんだか泊まりたいと思えんかったのだ
きれいな駒仙小屋
こっちに泊まっても良かったかも
いよいよ甲斐駒ヶ岳登山スタート
こんな橋でも意外にしっかりしている
宿泊予約者以外は立入禁止の札がある仙人小屋
トイレも借りれないらしい
小屋の前にはお水もじゃんじゃん流れゆうけど、飲みたかったら声掛けが必要
丁度登り始めて40分ぐらいだったので小屋の後ろで一息いれたけど、なんか、怒られたりせんかちょっと心配になった
でも、食事がおいしいらしいですね
夕飯は右側のテーブルで、みんなでお外で食べるらしいです
シラベの樹林帯
ゴーロと呼ばれる岩塊を進む
岩がゴーロゴロ
氷河期に作られた光景だそうだ(ヤマケイのガイド本見ながらブログ書いてます)
サンゴゴケ
おお~
誰かの記録で見たけど、ここの朝日が素晴らしいので仙水小屋に泊まった人はみんな、はよう行けと言わんばかりに3時には起こされるらしい
なんか、そういうのはいいですよね
左側の木のない茶色の斜面の上が駒津峰と思うけど、近そうに見えるけど1時間半も急坂を登らんといかんです
超きつかったー!
こう見えてきっつい登りが続く
おいおい、まだあんなに登らんといかんのか
仙丈ヶ岳
もう嫌んなってきたな
駒津峰
もうここで精一杯感が漂ってきました
この1時間半の急坂はキツかった!
ここで靴を脱いでしっかり休憩しました
お母さんも、もう嫌になってる
お母さんはあの手前のピークまで行ってやめろうかなんて言ってます
うーーーん、、、まあ、行ってみろう
ピークまで行くと、どーん!、甲斐駒ヶ岳!
もう一枚!
甲斐駒ヶ岳を眺めてると、これっぱあの山、登ったことあるでね~
行けるがやない?
あんなに疲労困憊やったのに、ダイナミックな甲斐駒を眺めると気分も変わり、もう2度とこんかもしれんし、行く気満々になりました
六方石
当然、ここからは迂回路を通ります
直登する人はヘルメットしてる人も
わ~、何この景色!
すごいよ!
花崗岩!
こんな景色は初めてです!
砂浜みたいやし、ウミガメとかいそう!
なんと素晴らしい景色
すごい!
すごいけど、しんどい!長い!
まだですか山頂~、下りてくる登山者に問いかけると「うーん、30分ぐらい?」まだそんなにある~?
ここも超長かった
お母さんはペース良く歩いて、下りてくる人に「まだまだ元気そう」なんて声掛けられてましたが、私はしんどかった~
タカネツメクサ
この山は、この時期お花はほとんどない
硬派な山だ
やっと来ました!甲斐駒ヶ岳山頂!
やったー
なんか剣が見えます
近いけど、もう行く気ないよー
摩利支天も行かんよー
残念ながら展望はなかった、っていうか、この時、周囲を見回したかな?って記憶がない
とにかく疲れて食欲もないです
痩せたらいいのに!
山頂滞在時間、20分ほどで下山開始です
登山ってスポーツは辛い思いして苦労して山頂に登って、たった20分山頂で過ごして下山、なんなんだ!って思います
でも、やめられんのです
喜びや達成感の方の感動が勝ってるからやろうね
考えると涙が出そうになります
駒津峰に戻ってきました
ここからは双児山経由で下山です
こじゃんと下って、登って双児山山頂
振り返ると先ほど登頂した甲斐駒ヶ岳が遠い
前方には北岳
北沢峠に下山
ほぼ10時間近くかかりました
自分らはゆっくりしか歩けんけど、頑張って歩き通せました
15時発のバスには乗りたいと思いよったけど、15時発は土日だけみたいやったけど、人数が集まったら出発してくれるそうで、そんなに待つこともなくバスに乗れた
バスに乗って仙流荘に帰った
疲れたけど、満足感でいっぱいの甲斐駒ヶ岳でした
深田久弥が百名山じゃなく十個選べと言われても選ぶというほどの名峰の甲斐駒ケ岳
キツイ山ほどやはり、歩き通せたと余韻が残りますね
同じ花崗岩の燕岳ほど見どころはないのかもしれんけど、お花もなかったけど、素晴らしく印象に残る山でした
いずれは黒戸尾根、チャレンジしてみたい気はするけど、うーん、しばらくは来んやろう
満足感でいっぱいの甲斐駒ヶ岳でした!