宣伝ではないが、私はずっと読売新聞を読んでいる。
実家が購読してて、そのまま結婚しても読売新聞を読み続けた。
実に50年以上。ここまでくれば 他の新聞は読めない、いや読みづらい。そうなると、新聞小説が大好きになり、楽しみとなった。
実家が購読してて、そのまま結婚しても読売新聞を読み続けた。
実に50年以上。ここまでくれば 他の新聞は読めない、いや読みづらい。そうなると、新聞小説が大好きになり、楽しみとなった。
宮尾登美子
『序の舞』『天璋院篤姫』
宮城谷昌光
『草原の風』
角田光代
『八日目の蝉』 などなど
でも、連載が終わっても、何度も読もうと買ったのは
乙川優三郎 『冬の標』
時代小説なんだけど、封建社会のなかで、母よりも妻よりも家よりも、絵を描くことを選び、自由を求めた強い女性の物語。
しがらみを捨て、孤独でも絵がある。思いのままに絵をつきつめたい、その才能が読んでいて、羨ましくも冴えざえとしていてあこがれた。かっこいいのだ。
時代小説ではもう一作
宮部みゆき 『あんじゅう』
どちらかというと、ぞっとする話が多い宮部みゆきの小説は苦手で、いつもなら読まない。新聞小説のおかげで読み通した。ほっこり切ない物語。
くろすけ(古屋敷の精)と老夫婦の交流は切なくも楽しい。くろすけの行く末にはらはらしたものだ。
老夫婦の言葉がいい。
遠く離れ、別々に暮らそうと
月が昇れば同じ月を眺めている。
仰ぐ月は同じなのだ。眺める花は
同じなのだ。孤独ではない
今の連載は? どうかな