翌日

ヨットさんには

洗濯掃除してから出るね

と伝え


終わる頃に連絡して

ヨットさんはうちのすぐ近くまで

車できてくれた



懐かしい車

よく待ち合わせた場所






会ってからは

わたしはなるべく自然に過ごそうと思って

初めから不機嫌にならないようにしたし


あとから昨日のことは

そういうことは困ると伝えました



ヨットさんは

反省していたし

あとで


昨日の夜はあれから

こちらの知り合いと飲んでヤケ酒した

と白状していました






1日目は

わたしがリクエストした

少し遠くの古民家カフェでランチして

そこからまたドライブして

県をふたつ跨いだところまで行って泊まり

翌日は観光


いつも通り

フットワーク軽いヨットさんでした









そして




ヨットさんと2日過ごして


感じたこと…









ヨットさんへの気持ちは

正直にいうと

下降してきました





いちばん感じたのは

会話が噛み合わなくなったこと




1回前に会った時も感じたことなのだけど

ヨットさんは

わたしの話を否定する言葉が多い



行動は優しいけど

ヨットさんはもともと

好きな子はいじめたくなるという

小学生男子のような

ちょっとひねた性格




今までは

そんなぶっきらぼうだったり

いじわるなこと言っても

根底の愛情を感じられたから

わたしもへらへら笑って許せてた



けど

この曖昧な

付き合っているんだかいないんだか

よく分からない状況で

そういうことを言われても

笑えなくなっている自分がいました





コンビニで買い物して

わたしがバーコード決済で

スマホが固まってしまい

まごまごしていたら


なにやってんだよー


って店員さんの前で言われたとき

もう笑うことが出来なかった






それに

悪気は本当にないんだと思うけど

わたしの言うことをいちいち否定するから


最後のほうは

何も話す気にならなくなって

黙っていたら


体調悪くない?

大丈夫?


と心配してくれたけど



大丈夫


とだけ言いました





これは

わたしが変わったのか

ヨットさんが変わったのか分からないけど


たぶんヨットさんは悪くない











ヨットさんといても

楽しくなかった

という現実に


わたし自身が驚いています






行きたいところに連れて行ってくれて

楽しませようとしてくれているのは

感じられるのに




言いようのないズレを

感じずにはいられなかった







それは金融さんという存在が

現れたからなのか

時間の経過からなのか

自分でも分からないけど



わたしは特に

好きな人はひとりしか

心に入れられない人間なのかもしれません









ヨットさんは鈍感ではないので

わたしの変化に気づいていないはずはない



なのに

何にも聞かずに

何にも言わずに

気づかないふりをしているようにみえました






ごめんね


という気持ちと



こうなったのは

ヨットさんのせいだ


という気持ち





ヨットさんのせいというのは

離れるときに言われた


いったんリセットしよう


という言葉





つなぎとめてくれなかったからだよ


ヨットさんを責める気持ちも残っています














帰ってから

いつものようにお礼のLINEをした



ヨットさんは


疲れてない?

と気遣ってくれました





それからも

朝晩のあいさつLINEは続いています













まだすぐに

結論を出す必要はないけれど






わたしはやっと



ヨットさんから

卒業するかもしれません