今日の俺漫は・・・
1990年にジャンプ誌にて連載していた花の慶次です
昨今ではパチンコ・パチスロで大人気なので、知ってる方も多いと思います
勿論JCでフルコンプ
時は戦国時代・・・天下一の傾奇者、一世の快男児と謳われた前田慶次を描いた物語です
主人公の前田慶次、本名は前田慶次郎利益
この前田慶次、とにかく自由奔放で次の行動が全く読めません
末森城守備戦で敵兵に小便鉄砲を喰らわせる慶次
義父の前田利久(利家の兄)の最後を看取る慶次
大ふへん者と記されたのマントを羽織り敵陣に切り込む慶次
難癖をつける豪商に一泡吹かせた挙句、若殿の面目を立たせます
前田利家の正妻であるおまつ様とのロマンス・・・と言うか不義密通ですケド
慶次は色恋話にも事欠かず、中々のプレイボーイぶりを発揮
親友の奥村右衛門に引導を渡され損ね、流石に参る慶次
遠く佐渡でも大暴れし、敵城を陥落せしめます
友の死を歌で以て見送る、茶人千利休の息子の与四郎
リサという美女に会うためだけに琉球でも傾きまくる慶次
天下人・徳川家康の息子という肩書でさえ、慶次の前では無に等しく
天下人秀吉に百万石の酒を酌してもらう慶次
この花の慶次の魅力は、何も彼の傾奇者っぷりだけではありません
物語の脇を固める数多の戦国武将達もゾクゾクさせます
大六天魔王と称された織田信長
言わずと知れた天下人徳川家康
戦国一の出世頭豊臣秀吉
北の雄上杉家を支え続けた功臣直江兼続
織田信長の妹の市と浅井長政との娘で、後の淀君となる茶々
仙台藩の大大名、奥州の独眼竜と称された伊達正宗
真田日本一の兵と恐れられた真田幸村
大河ドラマにもなった琉球の尚寧王
前田慶次の傾き伝説も終盤を迎えます
天下分け目の関ヶ原の戦いにて天下をほぼ手中に収めた徳川家康が、次に狙うは上杉家
主家を上杉家と決めた前田慶次が和睦の使者として徳川家康と謁見
その場で頭髪を剃り立場を正す事で、見事和睦成立
それでも厳封処分は免れない上杉家・・・当然財政も困窮するのは必定
他家に高禄で仕官も望める慶次ですが、親友の直江兼続の為に上杉家について行く事を決意
これにて天下一の傾奇者、前田慶次の物語は終幕
こうして久々に読み返してみますが、本当に面白い漫画ですね
枠に囚われない自由な生き様、道理と無理を一緒に押し通す傾きっぷり・・・見ているとスッと胸がすく思いです
笑いあり、感動あり、戦国ファンの心をグッと鷲掴みにして離さない一大戦国絵巻「花の慶次」・・・絶対読まないと損ですよ