私のたこ焼きに対するイメージとしては「オヤツ」の域を出ませんでした
たこ焼き一箱食べれば満腹になるにも関わらず、「おかず」はおろか「一食」ともなりえませんでした
しかし数年前、たこやき鉄板付きホットプレートを購入してからと言うもの、考えが一変!
あるときは「一食」、あるときは「ツマミ」と、次々と格上げ変貌するその姿・・・まさにたこやき雪之丞変化です
まさに、アノ味にがんじがらめ・・・文字通りオクトパスホールドという事でしょう
たこやきという食べ物・・・そもそも私の中で何故にランクが低かったかと言うと、狭い日向界隈に居ては、どこの店のたこ焼きも味に大差なかったからです
ベチョベチョしていて、味も単調、50歩100歩という印象でした
しかしそんな中、別格の店が一店だけありました
富島中学校前の、今は無きマルショク、その駐車場内にあったプレハブ店のたこ焼きです
当時のその美味しさを最新科学で解析すると・・・
①味:薄めのソースがたこ焼きの上面にのみ塗られている 紅生姜・青海苔は多め
②焼き加減:表面は多少の焼き置き感はあるものの、外はカリッで中はトロッ
③マヨネーズ:ココが重要なポイントで、従来のようにたこ焼きの片隅にマヨネーズを置くのではなく、たこ焼き8個(麻雀8索子をイメージ)それぞれの間にマヨネーズを埋めてくれた
もう一度食べて見たいのですが、店無き今はどう求めても詮無き事です
まあ、私が中学・高校時の思い出ですので、今食べてみると本当に美味しかったのかというのも微妙ですケドね
・・・鳳翼天翔!
前述した通り、たこ焼き鉄板付きホットプレートを購入してからと言うもの、ラオウが敗れた後の暴徒のようにタガが外れたの如く食卓にたこ焼きが上ります
もういいだろ!と思うほどエンドレスメニューでありA地点からB地点までたこ焼き一色
たこ焼きに対する、そのハングリー精神たるやプロレススーパースター列伝のブッチャー曰く「血のしたたるステーキ!」状態です
スキムミルクやベーキングパウダー、山芋等を使うと、ふっくらしたりカリカリ感が出たりなど言われてますが、高額なたこ焼きなんて邪道も邪道・・・たこ焼きはやはり「安価」に済ますのが一番です
ところで・・・たこ焼きの歴史は以外に古く、昭和8年頃にラジオ焼きを改良し牛肉を入れた肉焼きが元祖と言われてます
それが世を変え人を変え、今の形が主流となったわけです
どうです? 焼き音が伝わってくるでしょう?
私のたこ焼き返しテクニックは中々のモンです
例えるなら、技の神キン肉マンゼブラのテクニックです
完成品です もはやアート!
見てください、この妖艶なフォルム
絨毯にくるまれたのがクレオパトラではなく、このたこ焼きだったら、歴史は変わっていたでしょう
今宵もビールが進む事、進む事・・・
日頃から缶ビール350mlのうち280mlしか飲まない私ですが、この時ばかりは「ザル」です
酔八仙・何仙姑のようにオカマになるリスクもはらんでますが・・・
たこ焼きも、ソース&マヨネーズの味が単調で、少々飽きてきました
何かアクセントはないものかと思案
ふと思いつき、キムチやチーズ、果てはマーガリンなぞまで持ち出して、各々を具材として投入してみました
す、すると
エ、エクセレント!
まるで「味の素の素」をジャイアンシチューにかけたようにガッつく私
前述した「たこ焼きは安価が一番」の言は早くも撤回です
金をかけるだけの味はありますね・・・上記の具材がコレほど合うとは・・・
結局、私一人でたこ焼き35個をペロリと平らげました
店で買うと約4箱分に相当します
かつ、後半は様々な具材も上乗せし、相当なカロリーとなり得たはずですが・・・
ダイエット究極戦士(アルティメットウォーリアー)である私に、たまには息抜きも必要だと言い聞かせ、サッサと就寝するに限ります
後日談ですが、ソース&マヨネーズたっぷり・キムチ&チーズ&マーガリンたっぷりで、たこ焼き35個を摂食
当然その晩の就寝中に、猛烈な胃の不快・ムカつきに襲われ安眠できませんでした
タコ焼きなのにイカんともしがたいものですね
・・・タコ殴り必至の幕引きです