練習を始めた友人達は、ズブの素人なのに
コントロール練習などが始まった。
大会が近づき、
大会が目前に迫る練習のさなか、、、
実はモルックの大会参加の申請時に、
最初に練習していたメンバー3人で、
チーム人数を登録していたことが発覚!
大会直前でなんと私だけ「ベンチ入り」ということになった。
確認不足で申し訳ないと友人から謝られ、私は大会で投げることなく終わった。
だが、せっかく練習したのだから
全国から集まるプレイヤーのレベルを
直に見ておこうと、カメラ記録班として
メンバーに付き添うことにした。
ルールが分かっているから、対戦のレベルも
分かるようになっているのも練習の賜物だ。
そして、大会当日。
協賛スポンサーにはサンリオや、モルックの発祥地・フィンランドのプロテインバーなど、
スポーツ大会としての完成度がかなり高いことに驚いた。ノベルティもちゃんとしてる!
全国から集った猛者たち。参加層はかなり多様で、会社チームや大学のサークル、家族チームやティーンズなど、かなりシニアの方から、小学生のキッズまで、最終フォームの確認に勤しんでいる。
オシャレサブカル層や私たちみたいな隠キャの文学部生みたいな者ばかりかと思ったら、ウェイ系のマイルドヤンキーなど、かなり裾野が広い。女王蜂サークルみたいなチームもあり、いかにモルックが、信条の垣根を越えた、ダイバーシティスポーツであることが分かる。
大会運営陣からの開会のあいさつ。モルック人気の立役者達である。
ちなみに開催地は、町田のシバヒロ。10時の大会開始に向けて、家を8時に出発。普通にいつもの出勤より早く、すでに眠い。
試合は1試合につき、4チームが参加。
それぞれ順番に投げ、50点を獲得したチームが白星となるが、獲得したスコアは最終的な判定に使われるので、もし勝てそうになくても(狙いのピンが詰んでいるなど)、なるべく50点に近いスコアを戦略的に維持することもブロック戦では、肝要となる。その後、ブロック内で総スコアが多かった、上位4チームがトーナメント進出できる。
ちなみに、1試合での獲得点数が50点をオーバーすると、ルール上、25点から出直すことになる。昨今の流行りジャンル、転生モノさながら、優勝争いからは大きく出遅れる羽目になる。
なんとかなれーッは、なんとかなるのだろうか。
そして大会は始まった。
(モルック棒を投げる友人)
大会が始まると、最初はピンが散らばるまで、
あまりスコアとしての開きは出ないのだが、
ピンが散らばら始めると徐々に実力が
明らかになっていく。
特に、大会慣れしているかどうかは
側から見ていると結果に大きく
繋がっているようだった。
そういえば昔、親に運動しろと
小学生のころにベースボールチームに
入れられ、毎週やりたくもない
練習をさせられていた頃の思い出が蘇る。
ただ、全くベースボールに思い入れもなく
素振りもしたことの無い人間だったが、
試合の打席に立つと、やけに高揚したことを
覚えている。
私の所属していたのは超弱小チームで、
人数不足のため、1年経たずに解散する
情けないチームだったが、まぁクソ下手くその
私でも人数が揃わないと試合に出られない
スポーツの特性上、叩き出されたりもしなかったため、7番とか8番とかだった気がする。
こういうスポーツ大会の出場体験があると、手番が回ってきた時の、緊張感を自分の中でどうコントロールするか、ということがなんとなく掴めるのだが、、、
なんとかなれーッのメンバーは、スポーツ対戦経験が無いタイプの人種の集まりなので、あっという間に、3バツになってしまった。(無得点が3回続くと強制的に失格になること)
初戦で失格のため、スコアは0点となり、私たちの目的は、「いい試合をする!」から、「ブロック最下位にならない」という目標にシフトチェンジを余儀なくされた。実力は拮抗しているのだが、なにせ勝負慣れしてなさすぎる。
大会はまだ始まったばかり。「なんとかなれーッ」は、何とかなることが出来るのか。。。
(次がモルック記事の最後です。しばしお付き合いください)
06.24 柚木
--------
芝生ふみバットかまへし夏の日がまだ続いてゐる朧雲見つ