9月29日『みとりし』という映画を観るために岡山に行きました。
中四国で岡山だけの上映で悩んでいたら、、、一時は上映期間が過ぎたのですが10月2日まで追加上映で 行くならこの日しかないでしょ?と言うことで、、、、
ネタバレと言われるかもだけど忘れないうちに残したいのでよければ読んでください😊
私はこの映画に出会うまでは看取り士という職業を知りませんでした。
看取り士は医療ではありません。
余命宣告されて亡くなる前の時間を心安らかに過ごすためにサポートする職業だと知りました。
余命宣告を受けた本人だけでなくその家族の両方のケアをする人だと知りました。
医療ではないけどだからこそ本人や家族の不安や心配を同じ目線で受け止める存在として、大きな支えになるんだと思います。
看取るんだからもちろん辛いけど辛いだけのお話しではないんです。
決して暗いわけではなく優しい時間が流れて穏やかな気持ちになりました。
人が逝くとき家族や看取り士などからかけられる言葉でどれだけ安心できるのだろうか。と思った。
ばあちゃんのいた施設は看取り士ではないけど、〇〇さんって呼ぶのではなくばあちゃんってほとんどのスタッフさんが呼んでくれて可愛がってくれました。
家族のように受け入れてくれた。
この映画、榎本孝明さん人々の死によりそうと共に若者の成長を見守る 柴を演じてます。
新人看取り士の村上穂乃佳ちゃんの自然な演技もよかったです。
映画で亡くなった遺族にまだあったかいうちに触ってあげてくださいって言った時、じいちゃんやばあちゃんの最期のまだ温かい手の温もりおもいだした。
ただ映画を観て思ったのが共通してる事は家に帰りたいという事でした。
私のばあちゃんなんて我が家からうつる最後の日なんて介護ベットから大声で心の叫びを叫びまくってたもの。。
じいちゃんも施設で家に帰りたい、なんで介護ベット引き上げたんだ。この施設をでるって言うこと聞かなかった、、、
ばあちゃんの時も、命をのばすだけの延命、本人の希望を無視して私とじいちゃんじいちゃんのわがままでこれでよかったのか?ばあちゃんの気持ちを無視してよかったのか?ってしばらく悩んだし、、、
だけどこの映画を観て救われた気持ちになりました。
この映画は大切な人を失い気持ちの整理がつかないという人はもちろん一人でも多くの人に観てほしい映画です。
感想を読んでるとこの映画で気持ちの整理ついたという人もいた。
映画では妻を看取る夫と子供たち、父を看取る息子、妻を看取る夫と子供たち
描かれてたけどそれぞれ違った最後の迎えかたがあって『命のバトン』を繋いでた。
人の数だけ最期の迎えかたも違って命のバトンを繋いでいきます。
きっとだから答えはないんだろうな。
私も命のバトン繋げたかな?
この映画を観てから頭の中がグルグル~整理してる状態です。
しかしこんなに泣いた作品は後にも先にもありません。
序盤から最後までずっと涙が止まらなかったもの。
周りも鼻水すする音がたくさん聞こえて皆、泣いてた、、、、
何度もいうけど一人でも多くの人に観てほしい作品です。
一人でも多くの人にこの映画が届きますように。
素晴らしい作品をありがとうございました。
原案の柴田久美子さんも言ってたけど優しく優しく優しい気持ちで明日からも過ごしていこう!って思います。