断食っていいものだって思ってます。
ただし、短期のものなら。
これ、わたしの実体験なんですけど。
専門の病院で3ヶ月のあいだに2週間×3回の断食にチャレンジしたことがあるんですね。
例の婦人科疾病を治したかったわけですが。(わたしのは結果からいうと治りませんでした。)
食事をとらないっていうこと。
その時は、さして辛くはないです。
あ、その時っていうのは断食してる期間ってことね。
身体も案外、平気。
難しいのは回復期っていいまして。
断食した期間と同じくらいの時間をかけて、徐々に食事の量を戻していく期間。
ここで失敗する方が多いです。
今まで食べてなかったから、少し食べ始めると少しではすまなくなってしまうんです。
なので、危険性のこともあるけど専門の施設でやることが推奨されてるんだと思います。
回りの環境にも大きく左右されると思うし。
だけど、わたしは専門の施設でも長期の断食はもうやりません。
命に係わる病気の場合を除いて。
生命に係わるなら断食と小食を一生の課題として選ぶかもしれません。
わたしも病気を治したかった、これは本当です。
だけど。
食べるということ。
食欲。
これは本能の部分。
長期の断食を終え、自宅に戻ると。
その後、1年近く、ありえない食欲に苛まれる毎日でした。
時計とにらめっこしながら食べ物のことばかり考える毎日。
食べていいもの、食べるといいもの。
小食が一番っていうのは理解してても、我慢ができないんです。
元々はわたし、そんなに食べる方ではありませんでした。
断食する前は一般的にいえば、まぁ小食の方だったと思います。
そんなわたしでも。
四六時中、食べ物のことばかり考え。
いざ食事となると、以前は考えられないような量をむさぼるように食べるんですよ。
これ、わたしが意志が弱いってのももちろんあると思うんですけどね。
でも、その断食専門の施設。
繰り返して利用してる方が多いんです。
難病の方や命に係わるような病気の方が多かったんですが。
それでも、やっぱり飢餓状態を経験した身体は。
人の手を借りなければ食欲をコントロールすることって難しいんだって思います。
食べることは生きようとすることだから。
それをストップされたら身体は生命の危機を感じて。
2度とそんなことがないように、蓄えようとするのかなって。
わたしはそう思いました。
あれから2年がたって。
今はやっと四六時中、食べるもののことを考えてる状態からは解放されたかなって思います。
本当に長かったです。
なので、わたしは命に係わる病気でない限り、もう長期では断食しません。
でも、断食はいいものだって思っています。
万病に効果があるって言われている断食。
例えば、命に係わるような病気になっても。
わたしは食欲に負けてしまうかもしれません。