待合で 香煎を
工芸軸です
沢庵和尚の辞世の句
夢
百年三万六千日 弥勒・観音 是非を見る 是もまた夢
非もまた夢 弥勒もまた夢 観音もまた夢
仏云く まさに 是くの如き観をなすべし
人の一生はどんなに長生きしても 百年である
多くの出来事に出会うかもしれん
だが その出会いは一瞬であり 同じ時間は二度とないものである
だから それは夢みたいなもの その出会いを大切に生きていこう
鵬雲斎宗匠をお見送りした後でしたので
なんとなく 掛けてしまいました
出会いを 大切に生きていけるといいです
袖師焼きの湯飲みに
富山のお土産にもらった 棒茶を入れました
煙草盆は 万象さんです
香煎をいただいたら 腰掛待合へ
亭主 迎えつけのあと
にじり口から茶室へ
炭手前の時は 諸飾り
菓子は七種
黒文字に杉箸をつけて
以前は赤く色を付けたものを添えていたようですけれど
研究会の時に わざわざ 色を付ける必要はないといわれました
私は 利休箸を短くして 添えています
お菓子を食べて 中立
後入りのあとは
利休様のお軸 と 三つ具足
真の行のお点前で濃茶
拝見道具をひいたあと
場所を指定して 動座を のあいさつ
母屋六畳で 精進懐石 前段
軸は草の画賛がベストですけれど
ちょうど 今の時期の画賛がなくて
森寛斎さんの 羽箒を掛けました
1年のいろんなことを 掃き清められるように
精進懐石のあとは 動座のご案内で茶室へ
茶室で精進落としのお向こう 小吸い物 八寸 をいただきます 後段
この時の床は 花だけ
山ニシキギ と 乙立寒菊
これで お開きで
合計 床が5回
結構 大物道具がいりますので 出し入れが大変
昨晩 夜なべで 大きなものは片付けました
超重い真台子
三つ具足一式
椀類も
重たくて 腰が痛くなりまし












