新曲について | キミという名の翼で

キミという名の翼で

KinKi Kids堂本剛くんファンです。
アンチはお断り。
KinKi Kids、堂本剛ソロ名義の活動について思ったことを中心に書いています。

昨日発売された各雑誌では、『夢を見れば傷つくこともある』
という楽曲についてのインタビュー記事が掲載されています。

光一くんの捉える「夢」とは、

「俺自身は、あまり夢を見たことがない」
「12歳からこの世界に入った特殊な人間で、恵まれた環境だった
と思うけど、その中でも厳しいことはいっぱいあって、そこにどう
立ち向かうかという生き方をしてきて・・・自分が人生について
偉そうに言えることは何もない。」
「夢を目標という捉え方にすれば、自分も到達しなかったり、
うまくいかなかったり・・・そこに立ち向かっていくことで、
見えたものもある」

現実主義ですね。

コンサートでも舞台でも、ストイックに努力を重ね、常にベスト
なパフォーマンスを見せていこうとする姿は、まさにプロフェッ
ショナル。


剛くんの捉える「夢」とは、

「僕も光一も、夢とか興味がないから。夢を見てるだけとか、
夢を見てる自分が好きとか、そんな無駄な時間に興味がないんですよ」
「夢を見るんだったら、かなえたい。かなえるために生きていく」

そんな風に、言い切っています。

「夢は自分の努力次第、覚悟次第でかなうもの」だと。

つまりは、剛くんにとっての「夢」も、光一くんと同じで、努力して手に入れる「目標」なんだね。

似てないようで、根本の考え方は、一緒なんだなぁ、と。

剛くんの夢は、自分一人だけで実現する夢じゃなくて、仲間とこんな場所に立ちたいとか、家族とこんな未来が迎えられたらいいなとか、みんなで叶えたい夢ばかりなんだそうです。

そして、そのためには、「まずは自分に磨きをかけていかないといけないって」という剛くん。

剛くんもまた、 ストイックな人だよね。

次々と夢を叶えている印象があるけど、今の夢は何だろう?

先日のソロでは、仲間と海外でツアーをやりたいとか、言ってたみたい。

プライベートでは、結婚して家族ができたら、奈良に帰りたい。
育児休暇をとって、子どもの成長を見たい。

いつか、そんな日が来るのかな、と、今はまだ…

MVの撮影についても、話していました。

私、新曲がラジオで解禁されて、MVがWSで解禁された時、
「応援ソング」という触れ込みなのに、哀愁漂う曲調だなぁと
思ったら、MVもまた暗いなぁ~、応援ソングなんだし、もう
ちょっと明るい方がいいんじゃないの?って思ったけど。

いやいや、どうして。
この曲、深いですね~(^_^;)

NEWSの『希望~Yell~』みたいに、「頑張れ~!」っていう、
アイドルが歌う、きらきらとした明るい応援ソングじゃなくて、「夢を見れば傷つくこともある、けれど、その痛みを乗り越えないと、道は開けないんだ」

しかも、剛くんも言ってるけど、「前を向いて笑え」ではなく、
「泣け」なんですよ。

KinKi Kidsというアーティストに提供する「応援ソング」
を作ろうとした時、作家陣は、夢を実現することに伴う、「痛み」や「傷」にスポットを当てて、マイナー調の応援ソングを歌わせたくなるんでしょうね。

歌うだけなら、歌に言葉を乗せていくだけでいいけれど、表情も
合わせる映像でそれを表現するのは、難しかった、と剛くん。

「歌詞だけだと、ネガティブな心境のように捉えることができる
けど、それは本当にネガティブな心情で思っていることなのか・・・悩んで、考えた末にだした自分なりの答えは、どっち
つかずの表情」

「本心が分かりにくい、何を考えているか分からないのが正解」って、答えを出したそうですよ。

この歌は、表現力が必要な難しい歌だと思うし、KinKiにしか
表現することができない曲なんじゃないかな~と、読んでしみじみ
思いました。

きらきらした明るい応援ソングが、落ちたり、迷っている人に
手を差しのべて、引っ張り上げるものだとすれば、「夢を見れば~」は、夢半ばで、悩み迷っている人に、「一歩踏み出さないと、
何も始まらないから、自分の足で歩きなさい」と、背中をトンと押してあげる感じ。

獅子は子どもを谷に突き落とす、というライオンの子育ての
ようなイメージを受けました。

この曲を歌う、ふたりの歌声が力強いんですよ。

他6曲とは明らかに違う。

剛くんなんて、最近は歌い方がソフトで、ややもすると、ナル
シストっぽかったりするのに、この歌は口をしっかり開けて、
はっきり強く歌ってる、そんな歌い分けも興味深いです。