整形外科を受診する女医。2
◆ ここまでのあらすじ。
マヤ先生は首が痛いとのことで総合病院の整形外科を受診。
さんざん待たされたあげく、診察室の中では、
『そのネコが時々足を痛そうにしてるんですわ。何の病気なんでしょう?』
という会話が。
それにたいして整形外科医は何と答えたのか?
◆ 本編
マヤ「そしたら、そのドクター、こう言ったのよ」
ユウ「………」
マヤ「『ネコちゃん、お名前なんて言うんですか?』」
ユウ「………」
マヤ「その話題をそれ以上広げるんじゃないわよ!」
先生、それくらいに。
マヤ「でもその医者、結局『ネコの足が痛い』ことはスルーしてるんだけど」
ユウ「…あぁ…。そうですよね…」
マヤ「たぶん『分からない』とは言いたくなかったのかもね」
まさかそのドクターも、そんなところで分析までされてるとは思わなかったと思います。
マヤ「でも、そしたらその患者さん、『興味示された!』と思ったらしくて、大喜びで話し始めたのよ」
ユウ「え?」
マヤ「『トラって言うんですよ! ほら、ネコってトラ科でしょ!?
別にトラみたいに凶暴ではないんですけど、ときどき食卓に上がろうとして、それを怒ると…』」
ユウ「………」
マヤ「私が怒るわ」
ですよね。ですよね。
マヤ「ていうか、その話の続きは私が聞くから、早くそこから出ろ、って思ったわ」
うん。
そう言うと思いました。
しかも先生が聞いたら、
その患者『トラって言うんですよ! ほら…』
マヤ『だから?』
とかになりそうな気が濃厚にしましたが。
ユウ「…大変でしたね…」
マヤ「焦熱地獄的に最悪だったわ」
あぁ、また地獄が。
「焦熱」部分は、たぶん夏バージョンなんだと思います。
ユウ「で、診察の結果、どうだったんですか?」
僕はとにかく話を戻そうとしました。
マヤ「ていうか、帰った」
ユウ「は?」
マヤ「もうその時点で『もうダメだ』と思って、キャンセルした」
先生、切なすぎです。
ユウ「あの、首は」
マヤ「まだ痛い」
ダメですよね、それ。
典型的にダメですよね。
僕は心からそう思いました。
ユウ「え、それで、どうするんですか?」
マヤ「どうしようかしら」
ユウ「こんなとき、ここが病院だったらいいんですけどねぇ」
マヤ「そうねぇ」
ユウ「………」
マヤ「………」
ユウ「病院ですよね、ここ」
マヤ「私もそう思った」
ときどき本気で忘れかけます。
ユウ「整形外科の先生もいますよね」
マヤ「私もそう思った」
心の底から切ないです。
マヤ「整形外科と言えば…!」
ユウ「………」
僕とマヤ先生のあいだに、一人の女医さんの顔が浮かびました。
マヤ「………」
ユウ「………」
マヤ「大麻ちゃんね…」
ユウ「………」
大麻ちゃんとは!?
待て、次回更新!
(つづく)
こんな日常で「つづく!」という時点で本当に申し訳ありません。
そして○○○化の話題、追加情報です。
「織緒」となっていますが、正式には「織江」です。はい。
これを見ただけで作画家さんが誰か分かった方は素敵です。
そしてここで読者さんからのお便りをご紹介します。
-----------------------------------
マヤ先生やリオ先生よりユウ先生に違和感・・
ちょっとかっこよすぎませんかw?(OJ さん)
-----------------------------------
自分も心から同感です。
「ちょっと」というところに優しさを感じます。
なんだか「ユウ」が一人歩きしてる感が否めません。
ユウ=ミトコンドリア
ゆうきゆう=オオカナダモ
くらいな別生物だと思っていただいた方がみなさま安心できるかもしれません。
興味ある方は9月2日のオフにぜひ。
そんなこんなで、どうか今後ともよろしくお願いいたします。
マヤ先生は首が痛いとのことで総合病院の整形外科を受診。
さんざん待たされたあげく、診察室の中では、
『そのネコが時々足を痛そうにしてるんですわ。何の病気なんでしょう?』
という会話が。
それにたいして整形外科医は何と答えたのか?
◆ 本編
マヤ「そしたら、そのドクター、こう言ったのよ」
ユウ「………」
マヤ「『ネコちゃん、お名前なんて言うんですか?』」
ユウ「………」
マヤ「その話題をそれ以上広げるんじゃないわよ!」
先生、それくらいに。
マヤ「でもその医者、結局『ネコの足が痛い』ことはスルーしてるんだけど」
ユウ「…あぁ…。そうですよね…」
マヤ「たぶん『分からない』とは言いたくなかったのかもね」
まさかそのドクターも、そんなところで分析までされてるとは思わなかったと思います。
マヤ「でも、そしたらその患者さん、『興味示された!』と思ったらしくて、大喜びで話し始めたのよ」
ユウ「え?」
マヤ「『トラって言うんですよ! ほら、ネコってトラ科でしょ!?
別にトラみたいに凶暴ではないんですけど、ときどき食卓に上がろうとして、それを怒ると…』」
ユウ「………」
マヤ「私が怒るわ」
ですよね。ですよね。
マヤ「ていうか、その話の続きは私が聞くから、早くそこから出ろ、って思ったわ」
うん。
そう言うと思いました。
しかも先生が聞いたら、
その患者『トラって言うんですよ! ほら…』
マヤ『だから?』
とかになりそうな気が濃厚にしましたが。
ユウ「…大変でしたね…」
マヤ「焦熱地獄的に最悪だったわ」
あぁ、また地獄が。
「焦熱」部分は、たぶん夏バージョンなんだと思います。
ユウ「で、診察の結果、どうだったんですか?」
僕はとにかく話を戻そうとしました。
マヤ「ていうか、帰った」
ユウ「は?」
マヤ「もうその時点で『もうダメだ』と思って、キャンセルした」
先生、切なすぎです。
ユウ「あの、首は」
マヤ「まだ痛い」
ダメですよね、それ。
典型的にダメですよね。
僕は心からそう思いました。
ユウ「え、それで、どうするんですか?」
マヤ「どうしようかしら」
ユウ「こんなとき、ここが病院だったらいいんですけどねぇ」
マヤ「そうねぇ」
ユウ「………」
マヤ「………」
ユウ「病院ですよね、ここ」
マヤ「私もそう思った」
ときどき本気で忘れかけます。
ユウ「整形外科の先生もいますよね」
マヤ「私もそう思った」
心の底から切ないです。
マヤ「整形外科と言えば…!」
ユウ「………」
僕とマヤ先生のあいだに、一人の女医さんの顔が浮かびました。
マヤ「………」
ユウ「………」
マヤ「大麻ちゃんね…」
ユウ「………」
大麻ちゃんとは!?
待て、次回更新!
(つづく)
こんな日常で「つづく!」という時点で本当に申し訳ありません。
そして○○○化の話題、追加情報です。
「織緒」となっていますが、正式には「織江」です。はい。
これを見ただけで作画家さんが誰か分かった方は素敵です。
そしてここで読者さんからのお便りをご紹介します。
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マヤ先生やリオ先生よりユウ先生に違和感・・
ちょっとかっこよすぎませんかw?(OJ さん)
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自分も心から同感です。
「ちょっと」というところに優しさを感じます。
なんだか「ユウ」が一人歩きしてる感が否めません。
ユウ=ミトコンドリア
ゆうきゆう=オオカナダモ
くらいな別生物だと思っていただいた方がみなさま安心できるかもしれません。
興味ある方は9月2日のオフにぜひ。
そんなこんなで、どうか今後ともよろしくお願いいたします。