数が、見える。 無意識の数字2 | 九段下・渋谷・池袋・新宿・品川・上野・秋葉原★心療内科ゆうメンタルクリニック

数が、見える。 無意識の数字2

あなたは「クリスピー・クリーム・ドーナツ」(以下クリクリと略します)と
いうものをご存じでしょうか。

最近、アメリカから新宿に上陸した、2時間以上並ばないと買えないという、
大人気ドーナツチェーンです。

待つのが大嫌い。1時間待つくらいなら死を選ぶ、と常々思っている自分はも
ちろん食べたことはなかったんですが。

先週、あるパーティに参加したとき、そのクリクリの販売部長の方が、PRと
して、その店のドーナツ「オリジナル・グレーズド」を持ってきていました。

とりあえずタダなので、もちろん食べます。
口にしてみると、なんだかモチモチとした食感。

すると、その人が話しかけてきました。

部長「はじめまして! このドーナツの販売部の者です!」

ユウ「あ、どうも。これ…」

部長「どうですか、このドーナツ!?」

ユウ「あ、はい。こ…」

部長「今まで、どんな食べ物にもなかった食感じゃないですか!?」

ユウ「………」


「この食感、ミスター○ーナツの、ポン・デ・リングにそっくりですね」

と言おうとした言葉を、即座に飲み込みました。
人間関係は、いつも後出しジャンケンです。

個人的に、2時間並ばなくても、ミスタード○ナツで十分ではないかと思いま
した。


ちなみにミスタードー○ツに対抗して、「ミス・ドーナツ」ができればいいと
思います。

店員はもちろん、全員女性。

主力商品は「ポヨン・デ・リング」。さらに柔らかです。

CMコピーは「イイことあるのぉ~♪ ミス・ドーナツ♪」。


絶対に通い詰めます。


………。

自分の人生が痛恨のミス!(←キャッチコピー)
ゆうきゆう、ゆうきゆうでございます!

毎日が切なさいっぱいになりつつも、本日もメルマガ・セクシー心理学の世界をお届けいたします。


あらためましてこんばんは。ゆうきゆうです。

さて、前回の内容、覚えていますでしょうか。

「1~50から好きな数を選んでください。
ただし、一の位も十の位も異なる奇数で、なおかつ簡単には割り切れない数か
ら選んでください」

そして選んでいただくと………。





大半の人間が「37」を選ぶ、というマジックの紹介でした。


これにたいして、
「好きな数と言いつつ、条件がうるさくてぜんぜん好きな数じゃない」
というツッコミを多数いただきました。もっともです。

しかしそれ以上にいただいたのが、

「自分は13でした!」
「私は17でした!」

というツッコミ。
それに引き替え、

「すごい! 私は確かに37でした!」

というメール・コメントもありましたが、その数、「違った!」というご意見
の比ではありませんでした。


なんだか自信がなくなってきました。
もともとないんですけど、さらになくなってきました。

いや、実際に人間にとって「ツッコミ」こそが、何より強い原動力。

たとえばメルマガで誤植・打ち間違いなどがあると、いつもの数倍のツッコミ
をいただきます。

「当たってた!」ということでメールを送ろうと思う人は少ないですが、「違っ
てた!」という人はそれを言いたくなるため、その意見の方がずっと多いので
はないか。

そうは思いますが、それでも不安が募ります。

ですので、ミクシィの「セクシー心理学」のコミュニティで、あらためてアン
ケートを採ってみました。

すると、このような結果になりました。

-----------------------------------
選んだ数 人数(%)

「13」  17人 (17%)
「17」   13人 (13%)
「19」  6人 (6%)
「31」   10人 (10%)
「37」   24人 (24%)
「その他」30人(30%) (総計100人)
-----------------------------------

%表示に何の意味もない気がしますが、それはそれとして。

まず何より、一応条件に従うかぎり、「その他」にはなりえないので、
「条件って一度言っただけではなかなか伝わらないんだなぁ…」
というのが一番の実感です。

伝わなかった方、申し訳ありませんでした。


もしこのマジックをやる場合は、くどいほどに条件を繰り返した方がいいかも
しれません。

さてその上で「条件が伝わった」という前提で考えると、一応は37が最多に。

ついで13・17が続きます。


「13」を選んだ方の代表的なご意見としては、

「条件を満たす数で、一番はやく出てくる素数」というもの。

確かにそうです。
非常に論理的かつ効率的な答えです。
また13は多少不吉な数ではありますが、そういうイメージをあまり気にしない
方が選ぶのかもしれません。


「17」を選んだ方のご意見は、

「一番好きな数字」
「前向きで分かりやすい」

というものが多かったです。

確かに「17歳」と考えると、まさに若さかつ青春かつピチピチの象徴。
気持ちは分かります。

特に「なにかいいことありますように」という別のコミュニティで同じように
アンケートを採りましたところ、この「17」を選んだ人が、さらに激増しまし
た。

いいことを求めたい、という心理があると、さらに17を求めるのかもしれませ
ん。

ちなみにこのとき、「その他」を選ぶ人も激増し、いいことを求める人は、人
の話をあまり聞かないことも分かりました。


◆ 改訂版マジック。

ですのでこのマジック、微妙に改訂いたします。

まずはとにかく、くどいほどに条件を伝えること。

そして相手が考えたら、「37でしょ」と言う。

ここで「違うよ」と言われた場合。

相手が論理的っぽい人なら「じゃあ13でしょ」。
相手がやや空想的でジンクスを気にしそうな人なら「17じゃない?」と言って
みること。

こうすると、ほぼたいていの人を拾うことができます。

それでもハズレ、なおかつ19でも31でもない数だったら、相手がおっちょこちょ
い、もしくは単にあなたの話にあまり興味のない人かもしれません。

切ない心理テストにもなりえるので、いつかぜひ試してみていただければ幸い
です。



◆ やや応用になりますが。

というわけで、いかがでしたでしょうか。
ここからはオマケです。

このマジック、選べるのはほとんどありません。
すなわち、37(か13か17)なのは「当たり前のこと」です。

しかしそう言われると、言われた方は驚くものです(驚かなかったら重ねて
申し訳ありません)。

これは占いなどでも同じ。

「あなたは今までに、つらいことがあったでしょう」
「何か体の不調があったわね?」
「性的な悩みを抱えたことがあったんじゃない?」

これ、実際は「当たり前なこと」です。

ある程度の大人なら、つらいことも、体の不調も、また時に性的な悩みだって、
あって当然。
しかし言われた方は、つい「あ、この人って分かってるんだ!」と思います。

人間は、「当たり前なことであっても、あえて言われると、『分かってもらえ
てる…』」と感激するものなのです。


この考え方はいくらでも応用できます。

「言わなくても自分の気持ちは分かってるだろう」
「口にしなくても、当たり前の気持ちだし」

そんな風に思って何も言わないと、互いの気持ちはすれ違ったままです。

「『キライ』や『無関心』なんて言うわけがない。自分から相手に思ってる気
持ちなんて、『好き』しかない。当たり前じゃないか」

なんて思っていてはダメ。

それでもあえて、それを口にすることです。

特別なことを言わなくてもいいんです。

「ありがとう」。
「嬉しい」。
「いいよね」。

当たり前なことをただ伝えるだけで、相手はあなたの想像よりずっと驚き、喜
んでくれるものなんですよ。


(完)

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

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