女は口で、男は手で。ヘスの実験 | 九段下・渋谷・池袋・新宿・品川・上野・秋葉原★心療内科ゆうメンタルクリニック

女は口で、男は手で。ヘスの実験

こんばんは。ゆうきゆうです。
今晩もメルマガからセクシー心理学の世界をお届けします。

よく、こんな質問をいただきます。

「どんな服装が一番セクシーだと思いますか?」

これって、よく男性に聞くと、
「ミニスカート」や「タンクトップ」とかが、答えになると思うんですが。

実際、下のサイトによると、

「ヨーロッパで男性100人に聞いたところ、もっともセクシーだと思う服装は、『ストレッチパンツの太もも部分』」なのだそうです。

⇒ http://item.rakuten.co.jp/fls/c/0000000331/


………。

さすがヨーロッパ。
スケールが違う。

ピッチリ包む方がいいということなんでしょうか。
シルエットだけを残して隠すところが、より気持ちを高めるんでしょうか。


ある意味、深いと思いました。

ちなみに、さわやか精神科医であるリオ先生に聞いてみたことがあります。

ユウ「どんな服装が一番セクシーだと思いますか?」

すると先生は、こう言いました。

リオ「葉っぱで隠しただけ」

それは果たして服装なのか。


また、マヤ先生にも聞いてみました。

先生は、言いました。


マヤ「美少年が、赤いフンドシ着用」

あぁうん、もう、それでいいです。


色々な人に「セクシーな服装ってどういうの?」と聞くと、隠れた(特に見たくなかった)面が分かるかもしれません。

ちなみに自分は、「ひもビキニ」です。

他の先生と同レベルですか。そうですか。
あらためて自分が分かりました。


さて、話変わりまして。

ボーダフォンが、つい最近、ソフトバンクに変わりました。
そのソフトバンクのケータイ向けに、「S!ループ」というサイトがスタートしました。

ケータイ版の招待性コミュニティサイトです。

この中の「オフィシャルノート」で、

「ゆうきゆうの恋愛力トレーニング講座」

というものがスタートしました。
初心者・中級者・上級者向けの恋愛講座。

「コンパで相手に興味をもってもらううための会話トレーニング」
「倦怠期の恋愛を再び燃え上がらせるためのトレーニング」

などの内容が目白押しです。
よろしければ、ぜひ。無料です。

行き方は、

>> Yahoo!ケータイ>メニューリスト>コミュニケーション>S!ループ

詳しい情報は、

http://mb.softbank.jp/mb/service/3G/communication/s_loop/

です。

Docomoとauの方は、ソフトバンクのユーザーの方から招待を受けないとダメみたいです。
ううう。本当にごめんなさい。

そんなわけで、どうかよろしければ、はい。


ちなみにソフトバンクって、毎回思うんですけど、日本語にすると、「やわらか銀行」です。
妄想が進みます。いただきます。

銀行員のお姉さんが、とてもやわらかい。とにかくやわらかい。

10000円預けるたびに、ふにふにしていい、みたいな。
もしそうなら、お年玉を全額預金します。

ごちそうさまでした。


………。

何を聞いても暴走機関車!(キャッチコピー)
ゆうきゆう、ゆうきゆうでございます!

世界をピンク色に彩りつつ、今夜もセクシー心理学の世界をお届けいたします。



◆ 暴力と悪口、どっちがマシ?

まずは問題。

あなたの、親しい友達を思い浮かべてください。
誰でも構いません。

友達が思い浮かばなければ、知り合いでも大丈夫です。
それも思い浮かばない場合は、ゆうきゆうでも誰でもOKです。

その人をAさんとします。

このとき、Aさんを陥れようとする、すごく悪い人間がいました。
そしてあなたは、そのことを知ってしまいます。

あなたは、その悪い人間のことを、Aさんに教えてあげようと思いました。


しかし!
その悪いヤツは、あなたにオドシをかけてきました。

そのオドシは、次の2パターンありました。


-----------------------------------
1「もし俺のことをAに教えたら、仲間全員でお前を殴ってやる」

2「もし俺のことをAに教えたら、仲間全員でお前の陰口を周囲に言いふらし
てやる。あることないこと、何でもだ」
-----------------------------------


さてこんなとき、あなたはどっちのオドシに屈してしまいそうですか?

逆に言えば、どっちのオドシなら、負けないでAさんに教えてあげようと思いますか?


「どっちもイヤ」なのは確かだと思うんですが、「こっちの方がまだマシ」な方を選んでみてください。


◆ 男の弱さ。女の弱さ。

実はアメリカの心理学者ヘスら(2002)は、被験者たちに今とまったく同じ質問をしました。

すると。

男性の被験者は、総じて「殴られる」というオドシに屈してしまう傾向が強くなりました。

逆に女性の被験者は、「陰口を周囲に言われる」というオドシに屈することが多かったのです。

言ってみれば、「男は暴力に弱く、女は陰口に弱い」ということが分かったのです。


◆ 狩猟時代からローマまで。

古来、男は外に出て、狩猟をしていました。

よって、男は評判がどうであろうと、とにかく狩りの結果で自分自身を証明することができました。

ですので男は、評判よりも、自分の体そのものがキズつけられることを、本能的に恐れるわけです。

逆に女は、集落で家族を守っていました。

たとえば他の奥さんと様々な情報を交わしたり、余っているものを交換しあったりすることが大切な仕事。

ですので、「まず、つながりありき」。

よって本能的に、周囲の評判を、より気にするわけです。

また女性は、「妊娠する性」です。

ですので女性は確実に自分の子供を産めますが、男性は自分のパートナーの子供が、本当に自分の子供かどうかというのは、いまいち確信が持てません。

よって、たとえばある女性が「ものすごい浮気者だ」なんてウワサを流されたら、ダメージは大きくなります。

パートナーの男性は疑心暗鬼をより強め、自分と子供を守ってくれない可能性もあります。


また、古代ローマの話なんですが。

その時代、「公衆浴場」があったそうです。
残念ながら男女別です。

そこで、息子を持つ母親は、その女湯で、街の若い女達の裸を見ることで、どれだけ健康で美しい体をしているかを見極めました。

そして息子に、

「あのコはいいわね」
「あのコはやめておきなさい」

などと教えていたそうです。
それを基準に、息子たちは恋人や妻を決めていたとか。

うらやましいのか余計なお世話なのか、よく分からない話です。

いずれにしても、女性は自分の魅力を、男性以上に「評判」によっているのは非常に確か。

そのため、本能的に、オドシへの感じ方に差が出てくるわけですね。



◆ あなたの答えは?

ですので、

1「もし俺のことをAに教えたら、仲間全員でお前を殴ってやる」

の方がイヤという人は、とても男性的な思考をしています。

あなたが女性でも男性でも、

「評判がどうであっても、自分の体ひとつあれば何とかしてやる」

と考えている可能性が高い人です。
ただもちろん、それだけで突き進むのも問題。
たまには周りの人の話を聞いてみてもいいかもしれません。

逆に、

2「もし俺のことをAに教えたら、仲間全員でお前の陰口を周囲に言いふらし
てやる。あることないこと、何でもだ」

の方がイヤという人は、女性的な思考の持ち主。
「周りあっての自分」と考えています。

逆に言えば、現時点で周囲との関係は、決して悪くない証拠。
基本的に、人当たりもとてもいいのではないでしょうか。

ただ時には、「評判に関係なく自信の持てる何か」を見つけてみてもいいかもしれません。


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◆ 今回のまとめ。
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○ 男は暴力を恐れ、女は陰口を恐れる。



◆ さいごに。

現在はネット社会。
掲示板・コミュニティ・ブログなど、さまざまな場所で、色々な話がやりとりされます。

誉め言葉も悪口も、伝わる速度は、数十年前の比ではありません。

誰か一人がふと悪意的になるだけで、それこそ今回の問題のように、あることないことを言いふらされる可能性だってあるわけです。

これは男性はもちろん、女性にとってはとても大きなショックであるわけです。

もしかして、いつかあなたが被害者に回ってしまうこともあるでしょう。


そんなときのために、こんなアドバイスを。

押尾学の心理学」の回で述べましたが、人間はどんなに陰口を言いふらされ
ても、「本人の言葉」に勝るものはありません。

誰に何を言われても押尾学がモテ続けるのは、それが原因です。

これを僕は、「押尾効果」と呼んでいます。


これは男女逆でも同じ。

「あの女はやめておいた方がいい」
といくら言われている女性でも、本人が、

「ウワサばかり先に立ってるけど、私は本当は違うの…。信じて…?」

と言えば、その言葉を信じてしまう人も多いのではないでしょうか。

僕も信じました。
結果は言いませんが、とにかく信じました。



いずれにしても、あえて言いましょう。

誰に何を言われても、気にしないでください。

もっとも信じてほしい人に、
「私はそうじゃない」「本当はこうなの」
ということを、真っ正面から伝えてください。

目の前の人間が本気で語る言葉は、無責任な言葉や、話し手の見えない文句より、ずっと強く心を動かすものです。

見えない人間の言葉を、必要以上に恐れなくても、いいんですよ。


(完)


ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。